あなたは色に力があるってご存知ですか?

さて、先日、
飲食店のオーナーとお話をする機会がありました。

そこで、思い出したのが
飲食店を経営されている友人とのエピソードです。

その友人は佐藤さん(仮名)という男性なのですが
なかなかのイケメンです。

・・・って、そこは関係ないか(笑)

で、その佐藤さんですが、

イタリアンのレストランを経営されていて
自らも厨房に立つ、いわゆるオーナーシェフです。


※画像はイメージです

私が営業マン時代に出会った
元クライアント企業の担当者さんです。

佐藤さんは10年前に独立をされて
レストランを立ち上げたのですが
もっと売り上げを上げたいとの事で
ご相談を受けたんです。

いろいろなことをやってみたのですが、
その中でも、特に面白かったのが
テーブルクロスの活用法です。

どんな活用法なのか
知りたいですか?

それまで、そのレストランで
使っていたテーブルクロスは
真っ白なものでした。

そこで、やってみたのは
テーブルクロスの色を変えてみることでした。

それまで、真っ白だったテーブルクロスを
1週間毎に色を変えてみるという試みです。

第一週は青色です。
第二週は赤色です。
第三週は緑色です。

その結果どのようになったのか?

というと、それが
驚くような結果だったのです。

下記の数字はそれまでの
真っ白のテーブルクロスだったときと
比較したものです。

●第一週/青色
売り上げ:14%下落

なんと、真っ白のテーブルのときに比べ
売り上げが14%下がってしまったのです。
お客様の来店率はそれほど変動はなかったようです。

では、何が起こったのかというと
いわゆる客単価が下がったということだったんです。

その要因となったのは
お酒類の注文減です。
店員さんも感じるほどに
お酒の注文が減ったそうなんです。

なんということでしょうか・・・。

●第二週/赤色
売り上げ:26%上昇

青色の売り上げ減少からリベンジをすべく
今度は赤色の出番です。
これまた真っ白のテーブルのとき比べ
顕著に数字にあらわれました。
今度は売り上げが26%も上がりました
この26%上昇は驚くべき数字だと思います。

ちなみに来店率は変動なしでした。
では、今度は何が起きていたのかというと
お酒やデザートの注文が増えたというのです。

これは店員も感じるくらいに
顕著だったそうなんです。

色彩心理学の中で
青色は食欲減退
赤色は食欲増進
というお話をあなたも聞いたことが
あるかもしれません。

今回の件は
その裏付けとなる結果でした。

特に赤色のテーブルクロスのときは
アイスなどの冷たいデザートの注文も増えた
というのが印象的でした。

赤色のテーブルクロスで
店内が暑く感じられたのでしょうかね。

さて、それでは、
今度は第三週目の緑色です。

なぜ、緑色なのか?

というと、それは、
この友人のエネルギーが
緑色をしていたからです。

正確にいうと黄緑に近い感じなのですが
その色を試してもらいました。

その結果はとても興味深いものになりました。

●第三週/緑色
売り上げ:33%上昇

これは相当に脅威的な数字だと思います。
しかも、これまでは来店率は変動なしでしたが
なんと、来店率も上がっていたのです。

来店率の上昇率は
お教えすることはできないのですが
売上率の上昇でご想像いただければと思います。

33%上昇って
それまで100万円だったものが
133万円になるってことです。

これって
ものすごいことですよねー!

たまたまだったんだよ
偶然じゃないの
どうせ続かないでしょ

と、そのように言われそうですが
この数字に氣をよくした佐藤さんは

このまま、緑色のテーブルクロスを
使い続けたんですね。

 

その結果

どうなったかというと

2店舗目を年内に出せるくらいに
繁盛していったのです。

ここで私が確信したのは
マーケティングや心理学も大切ですが
経営者のエネルギーの色を活用するのが
一番だということです。

ひとつの考え方として
ご参考になりましたら幸いです。

それでは、今回はここまでということで。
ではでは。

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