たくさんの人が幸せになる目標を持つ

2022年4月24日 2022年4月25日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回は「たくさんの人が幸せになる目標を持つ」というお話です。

起業する動機というのは、人によって様々です。

「お金持ちになっていい家に住んで高級車に乗るのが夢」
「南国リゾートに住んで悠々自適に暮らすのが夢」
「世界中を旅行して周る生活が夢」

こんな夢を思い描いて起業する人もたくさんいます。

つまり、これらの夢を叶えるために起業したというのは、「お金」を稼ぐために起業したということになります。

多くの人は、お金を稼ぐことは悪いことというイメージを持っています。

しかし、現実的に、先ほどのような夢を叶えるには「お金」が必要です。

だからこそ、起業する動機が個人的な幸せを追求するためのものであるのは、おかしなことではありません。

人によっては、崇高な夢を思い描いている人もいます。

例えば、「私は多くの人を救いたいんだ」とか、「多くの人に施しをしたいんです」とか、それが本心であればいいのですが、そうではなく、「カッコよく思われたい」とか、「人からよく思われたい」という邪な想いから出てきた夢なのであれば、それは違うということです。

成功した起業家の多くは、自分の個人的な欲求を叶える「野望」が動機になっています。

それが嘘偽りのない事実です。

しかし、成功する過程において「野望」が変化をしていきます。

その「野望」が何かというと「たくさんの人を幸せにしたい」です。

成功した起業家は、成功していく過程で、たくさんの人から応援されてきています。

その過程において、起業した当初は個人的な欲求を叶える「野望」だったものが、次第に「周りにいる人たちと一緒に幸せになりたい」に変わり、そして「たくさんの人を幸せにしたい」に変わっていきます。

そのように「野望」が変化していくことで、行動も変わっていきます。

つまり、行動する動機が変わるということです。

人というのは、何のために行動を起こすかによって、結果が違ったものになります。

ある靴磨き職人の言葉がそれをあらわしています。

「まったく稼げなかった頃、自分は靴磨きの仕事をお金がもらえるからやっていたんです。当時は、ぜんぜん、稼げていませんでした。しかし、その考え方が間違っていることに氣がついたのです。お金がもらえるからじゃない。自分が靴を磨くことで、その靴を履く人を幸せにしているから自分は靴磨きをしているんだと。そう氣がついてからは、同じ靴を磨くという仕事でも違ってみえるようになりました。その結果、いまは自分の会社を持てるまでになったんです。靴磨きというお仕事に出会えたことに感謝しかありません」

最初はお金を稼ぐために仕事をしていた。

しかし、自分の仕事がたくさんの人を幸せにしていることに氣がついたのです。

目的が変われば、行動も変わります。

なぜ、成功した起業家が成功できたのか？

それは仕事をしていく中で、目的が変わっていったからです。

個人的な欲求を叶える「野望」だけだったら、そこまで、周りの人から応援されることはありません。

しかし、成功していく過程で、「野望」そのものが変化し、その野望が「たくさんの人を幸せにしたい」に変化します。

この「野望」を持つことで、それに共感したたくさんの人から応援をされるようになります。

その「野望」の先に何人の人の幸せがみえるのか？

その人数が多いほど、周りの人は動くようになるものです。

たくさんの人が幸せになる目標を持つ。

裏を返せば、あなたの目標が叶えられると、どれだけの人が幸せになるのか？

それを目標に入れることが成功の秘訣となります。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。