なぜ社員は働かなくなったのか？

2022年11月23日 2022年11月22日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「なぜ社員は働かなくなったのか？」です。

コロナ渦を経て、それまでの様々な制限が解除され、徐々に日常を取り戻しつつある現在、ビジネスの現場では、新たな問題が出てきております。

それが何かというと、社員が「働かなくなった」という問題です。

一番分かりやすいのは、飲食や観光に携わる業界です。

それまでのコロナ渦によって客足が途絶え、それでも何とか社員を辞めさせることなく、経営存続に努力してきた経営者の姿は、本当に涙ぐましいものがあります。

「社員にも生活があるので、給与を減らすわけにはいかない。経営状況は苦しいけど、なんとかいまの給与を維持していくと決めたのです」

このように話すのは、某飲食店の経営者です。

そのように努力をした結果、コロナ渦にあっても社員は一人も辞めずに、会社に残ってくれたそうです。

そして、ようやく時短営業などの制限が解除され、コロナ渦前とはいかないものの、徐々に客足も戻ってきた現在、経営者は別の悩みで頭を抱えられています。

それが何かというと・・・

先ほどの経営者はこう言います。

「いまの悩みは社員が働かなくなったことです」

どういうことなのかといいますと、客足が戻り、急に忙しくなったことが原因です。

しかし、この「忙しくなった」というのは、実は違います。

正確には「元に戻った」ということです。

コロナ渦によって客足が遠のき、現場は「暇」になっていました。

経営者が努力をして存続に心血を注いでいた頃、社員の多くは、暇を持て余していたということです。

つまり「サボりグセ」がついてしまったのです。

だからこそ、コロナ渦が終息し、急に忙しくなった現在、このコロナ渦の2年もの間でサボりグセがついてしまった社員は、その流れについていけなくなり、以前に比べて働かなくなったという現象が起きているのです。

これは何も、先ほどの経営者だけの問題ではなく、様々な業種業界で同じような問題が勃発しています。

では、このような時、経営者としては、どのようにすればいいのでしょうか？

このようなご相談をいただいた経営者の守護霊からは、次のようなメッセージが出てきております。

「本当に優秀な社員が誰なのかが分かったはずだ」
「裏を返せば本当にダメな社員も理解できたはず」
「危機の時に社員がどのように動くのかを見定め、取捨選択することである」

このようなメッセージを、その経営者にお伝えした時に、このようなことを言われていたのが印象的でした。

「YESマンばかりを雇っていたことに氣づかされました。今回のコロナ渦の前後で、社員一人一人の本質というものがよく分かりました。実は、こいつはイマイチだなとコロナ以前に思っていた社員ほど、現在はよく働いてくれています。その逆に、こいつはいいなと思っていた社員ほど、サボりグセがついてしまっています。そのいいなと思っていた社員というのがYESマンです。私の前でだけ、いい顔していたことに、いまになって氣がつきました。イマイチだと思っていた社員は、いまになってみれば、お店のことを本当によくしたいと思って私に意見をしていたのだと。私が愚かだったのです」

それから、この経営者は、YESマン社員を辞めさせたそうです。

そして、それまでイマイチだと思っていた社員を店長などの役職に抜擢し、それからというものの、経営はコロナ以前よりも好調になったそうです。

「災い転じて福となす」という言葉がありますが、今回のコロナ渦は、まさにそのような氣づきを経営者に与える出来事になったところが多くあるように感じます。

あなたの会社でも、もしかしたら、このようなことが起きているかもしれません。

ぜひ、参考にされてみてください。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。