成功した起業家がやり切るためにやっていること

2022年4月17日 2022年4月16日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回は「成功した起業家がやり切るためにやっていること」というお話です。

ほとんどの人の意志は、弱いものです。

当初は「やり切る」と決めたのに、途中から徐々にサボり出して、いつしか「もうやらなくていいか～」と楽な方向に流れてしまいがちです。

しかし、起業家がこんなことをしていたら、あたりまえですが、すぐに生活が困窮し、廃業へと追い込まれます。

起業家は会社員とは違い、仕事をしなくても誰にも怒られることはありません。

しかし、毎月の決まった給料はありません。
保証もありません。

すべてが自己責任です。

だからこそ、自分で決めたことを「やり切る」ことが必須になります。

しかし、冒頭でお話をした通り、人間は意志が弱い生き物です。

「やり切ることが大事なのはわかります」
「分かっちゃいるけど、できないのです」
「どうしたらできるようになるでしょうか？」

そのヒントになるのが、成功した起業家がやり切るためにやっていることです。

それが何かというと、周りにいる特定の人に対して「宣言」をするということです。

ここで重要になるのは「宣言」ではありません。

一見すると「宣言」することは、重要なことに感じられます。

確かに「宣言」しないよりも、「宣言」をしたほうが効果は上がります。

しかし、ここでよく考えていただきたいのが「宣言」をする対象です。

結論を申し上げると、「宣言」する対象は、あなたにとって、繋がりが希薄な「どうでもいい人」に対して行っても、まったく効果がありません。

ここで想像してみてもらいたいのですが、例えば、SNS上だけで、しかも匿名でやり取りをしているような相手に「宣言」をしたところで、あなたは「やり切る」自信があるでしょうか？

大半の人は、できないはずです。

SNS上で「これで成功します！」と宣言していた匿名のアカウントが、数ヶ月後、放置されていることが多々あるというのが実情です。

当初は周りの人も祝福や応援してくれて、注目を集めたはずですが、しばらくすると、誰も注目してくれなくなるのは時間の問題です。

それはそうです。
皆、自分のことで忙しいのです。

あなたの「宣言」に、いつまでもかまっている暇はない、というのが本当のところです。

特にSNS上だけ繋がっているような希薄な関係性ですと、なおさらです。

では、「宣言」する対象として、効果的な相手とは誰なのでしょうか？

その答えは、あなたが「尊敬する人」です。

「尊敬する人」に宣言することが重要なのです。

これは、2019年にオハイオ州立大学で発表された論文で証明されています。

当時、同大学で171人の学生を対象に、2つのグループに分けてある実験を行いました。

そのグループとは次の通りです。

Aグループ：尊敬できる人に宣言した
Bグループ：どうでもいい人に宣言した

実験の結果、Aグループの目標達成率が飛躍的に跳ね上がったのです。
しかし、Bグループの目標達成率が上がることはありませんでした。

では、このような実験結果になったのは、なぜなのでしょうか？

それは、「尊敬できる人」に認められたいという心理を、人は持っているからです。

「この人から信用されたい」
「この人から嫌われたくない」
「この人から褒められたい」

つまり、「宣言」は、このような動機がある時にだけ、効果を発揮するということです。

もちろん、このような動機が出てくるのは「尊敬できる人」だけが対象ということではありません。

例えば、同じ目的を持つコミュニティの仲間でも同じような動機が出てくるでしょうし、好きな恋人でも同じような動機が出てくるはずです。

そして、あなたは氣がついたでしょうか？

ここで、お話をした対象者には、ある共通点があります。

それが何かというと

「あなたを心から応援してくれる存在」

であるということです。

あなたを「応援してくれる人」です。

つまり、あなたが「やり切る」ために必要なのは、あなたを応援してくれる人に「宣言」をすることです。

「応援してくれる人がいる」
「応援に報いたい」
「よし！やり切ろう！」

そう思うのが人間です。

あなたを応援してくれる人に「宣言」をすることで、あなたは「やり切る」ことが可能になります。

成功した起業家は、そうやってやり切ることで、ますます応援してくれる人、つまり、ファンを増やしていっているのです。

あなたも「やり切る」ことです。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。