腐った果実は拾うな

2022年4月1日 2022年3月31日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回は「腐った果実は拾うな」というお話です。

起業して順調にうまくいっているときは「これから自分の人生は順風満帆だ」と思えるものです。

しかし、順調にうまくいっているときだからこそ、万が一、うまくいかなくなったときのことも考えておく必要があります。

そういうお話をすると、こんなことを言われる人が出てきます。

「なんで、うまくいっているのにそんなこと言うんだ！」
「うまくいっているから妬んでいるのか？」
「俺はこのままで大丈夫だ！」

こういう人に限って、何の準備もしていなく、いざ、うまくいかなくなったときに、どうすることもできず、結果、廃業に追い込まれます。

成果を出し続けている起業家は、同じことをやり続けているわけではありません。

うまくいったら次のステップ、更にうまくいったら次のステップというように、ステップを踏みながらビジネスを展開されています。

そして、いまのビジネスの中で、これ以上は伸びない商品、または成果が下がってきている商品を見極め、そのような商品の取り扱いをやめるという判断をしています。

これは、人によっては一見すると「もったいない」行為にみえるかもしれません。

しかし、成果を出し続けている起業家は、そのような将来性がない商品をいつまでも販売し続けることのリスクを重要視しています。

つまり、撤退をすることで吉となる行いをしているということです。

撤退というものは、開始をすることよりも難しいものです。

裏を返せば、成果を出し続けることができる起業家は、この撤退することに長けているということでもあります。

古来より、撤退をうまくできる人は一流といわれる所以がここにあります。

潔く退き、深入りをしないことで、難を逃れることができます。

「腐った果実は拾わない」ということです。

人は見栄や外聞を氣にするものです。

しかし、そのようなことを氣にせず、自分の中にある「執着心」や「こだわり」というものを捨て、自分の内なる声に正直になって、速やかに撤退をすることで、それは吉へと転換されます。

あなたのビジネスがうまくいっているのであれば、うまくいっているからこそ、次の展開の準備をすることが大事です。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。