起業家にとって天職とは何か？

2022年7月20日 2022年7月19日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回は「起業家にとって天職とは何か？」というお話です。

私たちのもとには、様々な業種や職種の起業家からの相談が舞い込んできます。

その中でも多いものとして「天職が知りたい」というものがあります。

「いまやっている仕事が本当に合っているのしょうか？」
「天職を知りたいのですが・・・」
「好きなことを仕事にしているのですが、とにかく収入が少なくて・・・」

天職といえるような好きなことはできていないけど、収入は伸びている起業家。

その反対に天職とも言える好きな仕事はできているけど、収入はジリ貧で生活にも困っている起業家。

「天職を知りたい」という相談の場合、その起業家は、大きくこの二つに分けることができます。

収入が伸びている起業家は、天職を知りたいと言います。

天職を仕事にしている起業家は収入をアップしたいと言います。

確かに天職で収入が伸びることが理想的です。

しかし、ここで考えなければならないのは、この「天職」という概念です。

私からすると「天職」という言葉だけが、独り歩きしてっしまって、誤った認識をしている人が多いように感じられます。

「好きなもの」「得意なもの」「才能があるもの」を仕事に選び、それこそが天職だと思われている起業家が少なからずおられます。

しかし、それを選んだがために、収入はジリ貧で生活にも困っている起業家がいるのは事実なのです。

はっきりと申し上げますが、「好き」「得意」「才能」があることと、ビジネスに向いていることは、まったくの別ものです。

例えば、あなたがコーヒー好きで、淹れるのも得意だったとします。

しかし、どんなにコーヒーが好きで、淹れるのが得意であったとしても、カフェを経営して成功できるかどうかは別問題です。

なぜなら経営ができなければ、うまくいくわけがないからです。

お店のコンセプト、店舗の立地や内装、集客方法、スタッフの教育、コストの計算など、そういった経営ができなければ、あっという間にお店がつぶれてしまいます。

そして、これが最も重要なのですが、お客様のニーズがあるかどうか？です。

いくら、あなたが好きで得意で才能があると思っていたとしても、お客様が来なければ、ビジネスとして成り立つことはありません。

また、たとえニーズがあったとしても、採算が取れなければ、やはり、ビジネスとしてやっていくことはできません。

このことを勘違いしている起業家が多いように感じるのです。

なぜなら、天職＝収入増と思っている人が多いからです。

収入を増やしたいのであれば、適職につくことです。

適職とは、お金になるビジネスのことです。

そして、天職とは、お金にはならないかもしれないが、仕事内容には満足できるビジネスです。

つまり、ビジネスを選択する上では、「収入の満足度」と「仕事の満足度」のどちらが自分にとってウエイトが大きいのかを考えることが必要なのです。

もちろん、両方得られるのが理想的ですが、それが最初からできる人は10人中1人いえるかどうかくらいなものです。

やはり「二兎を追う者は一兎をも得ず」です。

だからこそ、家族を持っていて、まずは生活や収入が重要なのだとすれば、「収入の満足度」を上げることからスタートすることがオススメです。

そして、もうひとつ、お話をしたいのは、天職がみつからない人の特徴についてです。

天職がみつからない人の特徴とは、いつまで経っても言い訳して行動を起こさない人です。

最終的に天職に辿り着ける起業家というのは、とにかく「試してみる」「やってみる」という行動をし続けている人です。

最もやってはいけないのは、天職につけないことを他人の所為にすることです。

なぜなら、その行為は自分自身の人生を歩んでいないことになるからです。

人生は自分自身のものです。

その人生をどのようにしたいのか、それを決められるのは自分だけです。

だからこそ、どのような人生にしたいのか？

天職につきたいのであれば、そこから考えることです。

あくまでも天職とは、あなたの人生の一部であるということを理解すること、それが大事です。

あなたはどのような人生を送りたいのでしょうか？

そのためには、どのくらいの収入が必要でしょうか？

そして、その収入を得るには、何を仕事をすればいいのでしょうか？

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。