音霊の力をビジネスに活かす

2022年10月5日 2022年10月4日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「音霊の力をビジネスに活かす」です。

先日、とある講座に参加する為に、久しぶりに都内に行ってきました。

早めに会場に到着したので、どこかで一息ついてから出向こうと考え、会場付近のカフェに立ち寄りました。

落ち着いた雰囲気の外観で、良さそうな感じです。

お店の扉を開けて、店内を見渡したところ、妙な違和感がありました。

しかし、ここ以外には、会場近くにカフェが無いということもあり、そのまま店内に入り、アイスコーヒーを注文しました。

席でアイスコーヒーが出てくるのを待ちながら、その違和感の正体に氣がつきました。

と、その前に、あなたに質問です。

あなたはカフェに行くとき、どのような目的で行かれるでしょうか？

「そりゃ、次のアポまでの時間つぶしです」
「リラックスする為かなぁ」
「仕事に集中する為に、よく利用しますね」

こんな感じなのではないでしょうか？

おそらく、その目的によって選ぶカフェも異なるはずです。

仕事で利用するのであれば、店内の照明は明るいほうがいいですし、リラックスしたいのであれば照明は暗めの方がいいということもあります。

腰かける椅子が、深々と座る重厚なタイプであれば、読書や物事を考えたりするのに向いていますし、短時間だけでいいということであれば、簡易的な椅子でOKというような違いがあります。

もちろん、人の好みによって異なりますので、一概に決めつけることはできません。

では、ここで話を戻しまして、私がカフェに立ち寄った理由ですが、それは、時間を潰すということと、一息つきたい、つまりリラックスしたいというのが目的です。

だからこそ、私の好みでいえば、店内の照明は暗めでいいですし、椅子も短時間なのでそこまで重厚でなくてもいいという感じで、立ち寄ったカフェはまさに目的に合っていました。

しかし、それでも違和感があったのです。

では、その違和感の正体とは何なのでしょうか？

それはズバリ

「BGMがかかっていない」

です。

お店の雰囲氣や価格帯からして、どちらかといえばお客様にリラックスして過ごしてもらいたいという雰囲氣なカフェにもかかわらず、BGMがかかっていないのです。

店内の照明が暗く、その上でBGMがかかっていない状態というのは、どことなく寂寥感が漂っているものです。

事実として、私以外にお客様はもう一人だけでした。

実は私が席に着いた後、しばらくして、店内のスタッフの方の話し声が聞こえてきました。

「あのー店長、BGMかかっていないみたいです」
「え？あ、ホントだ、急いでBGMをつけてきて」

店長と思しき人とスタッフの人とのやり取りが聞こえてきた直後、ジャジーなBGMが程よい音量で流れてきました。

そのBGMが流れてきてから、店内の雰囲気はガラッと変わりました。

しかも、その直後から、お店に人が入ってくるようになったのです。

その理由は、明らかにエネルギーが変わったからです。

「音霊」という言葉があります。

「言葉には力があり、それを言霊と言う」

これは聞いたことがあるのではないでしょうか？

その言霊と同じように「音」には力があり、それが「音霊」と呼ばれているものです。

例えば、イメージをしていただきたいのですが、お祭りで屋台の掛け声やお囃子の音が全く聞こえなかったら、どうなるでしょうか？

それは、もはやお祭りという雰囲気を感じられなくなるはずです。

実はそのように「音」というものは、場の雰囲気をガラッと変える力を持っているのです。

だからこそ、カフェであれば、そのお店の雰囲気に合ったBGMをかけることで、ようやく場が整うということがいえます。

そこで疑問に感じるのは、やはり、そのお店で働いているスタッフの人たちが、どこにフォーカスをしているのかということです。

私がカフェに立ち寄ったのはお昼頃で、本来であれば、オンタイムです。

しかし、オンタイムであるのにもかかわらず、店内が閑散としていることに、このお店の店長やスタッフの人は何も疑問を感じていなかったように感じられました。

確かに注文したアイスコーヒーは美味しかったのですが、その美味しさは、店内の雰囲気があってこそです。
当然、BGMがかかっていない、場が整っていない環境で飲んでも、その美味しさは半減してしまいます。

つまり、このお店の場合、美味しいコーヒーを淹れることばかりにフォーカスしていて、肝心のお客様に目が行っていない、気配りというところが欠けていると感じました。

非常にもったいないです。

それは、BGMがかかっていない時の店内の雰囲気をみて、特にエネルギーを視て感じたところです。

あなたも「音霊」をビジネスに活かすということと、そして、ビジネスをする上で、どこにフォーカスすることが大事なのか、それを改めて考えてみていただけましたら幸いです。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。