成功した起業家は価値を上げる努力をしている

2022年3月2日 2022年3月1日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回は「成功した起業家は価値を上げる努力をしている」というお話です。

あなたは価格設定で悩んでいたりしないでしょうか？

起業したての人が悩むのが、この「値付け」です。

特にコーチやコンサルタント、スピリチュアルのお仕事の場合、自分自身の時給が商品価格とイコールになることが多く、そのために悩んでいる方が多いものです。

では、なんで悩むのでしょうか？

それは、自分の価値の基準が分からないからです。

だから、周りを見て、いわゆる「相場」というものを基準にしてしまうのです。

「相場」を基準にすると何が起きるのか？

それは「安売り」です。

「相場」を基準にして考えてしまうと、「安く」しないと売れないと思ってしまいます。

それが理由で、いかに安く提供できるかに注力をしてしまうのです。

競合先が500円下げたら、負けないために600円下げてみる。
更に700円下げてきたら、800円下げてみる。

このような「値下げ競争」に巻き込まれていきます。

しかし、このような不毛な「値下げ競争」をしていけば、自ずと限界が生じます。

起業したら、会社員時代のように毎月決まった給料はありません。

しかし、生きていくためには、食べていかなければなりません。

そのために、あろうことか、アルバイトやパートの仕事をし始める人が出てくるのです。

これでは、何のために起業したのか、さっぱり分かりません。
本末転倒です。

結局、このような「値下げ競争」に巻き込まれてしまう人は「自分の価値」を下げていることに氣が付いていない人です。

「値段を下げる」ということは「価値を下げる」ことにつながります。

それに氣づかなければなりません。

そう言うと、このように返してくる人が少なからずいるものです。

「分かりました。もっと実績が出てから価格を上げるようにします」
「まだまだ、実力が不足していると思うので、実力がついてから値上げします」
「いまの私には何の成果もないので、まだ値上げは早いと思うんです」

はっきりと言いますが、その考えでは、いつまで経っても値上げをすることはできません。

そもそも、その価格を決めているのは誰なのでしょうか？

自分自身です。

自分で自分の価値を決めているのです。

そして、安売りをしている本当の理由とは何だと思いますか？

それは「言い訳」です。

「この金額だから、こんな品質でもいいはず」

どこかで、こんな言い訳をしていないでしょうか？

その根底にあるのは「これ以上、努力をしたくない」という怠け心です。

だからこそ、本心では「もっと稼ぎたい」と言っていたとしても、心の底では現状を変えたくないのです。

成功した起業家は違います。

最初から「相場」をみていません。

自分が提供する商品・サービスの相手に与える価値を考えて、価格を決めています。

最初から高単価にされています。

高単価にするメリットはいくつもあります。

そのひとつは、高単価のほうがお互い本氣になれるということです。
お互いが真剣勝負になります。

だからこそ、もっと相手に価値を提供するにはどうしたらいいのか？を常に考え、その努力をしているのです。

そして、更なる価値を高め、更に価格を上げられるように努力をされています。

提供する商品・サービスの価値が高まれば、あたりまえですが価格は上がるものです。

世の中にある高級品と呼ばれているものを考えれば分かるはずです。

例えば、同じ車種であるトヨタハリアーとレクサスNX。

ハリアーは300〜460万円、NXは450〜550万円、とグレードによって価格は変わりますが、レクサスの方が100万円以上も高いです。

このように、同じ車であったとしても、トヨタブランドのハリアーよりも、レクサスブランドのNXが高いのは、高級ブランドとしての価値を上げる努力をレクサスがしているからです。

購入するユーザー側も、同じ車種なのに100万円以上も高いNXを買う理由は、そのブランド価値を理解しているからに他なりません。

このように、例え、同じような商品・サービスであったとしても、価値を高めることで、相手に選ばれるようになることは可能なのです。

成功した起業家は、価格を下げる努力ではなく、価値を上げる努力をしています。

あなたも価値を上げる努力をすることです。

誰のためか？

それはお客様のためです。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。