サンタクロースからのプレゼント

2023年12月24日 2023年12月23日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「サンタクロースからのプレゼント」です。

明日は「クリスマス」ですね。

あなたはどう過ごす予定ですか？

家族と一緒に過ごす方、恋人と一緒に過ごす方、仲間と一緒に過ごす方、ぼっちで過ごす方、仕事でクリスマスどころじゃないよという方など、人のよって様々なクリスマスがあります。

そして、クリスマスと言えば「サンタクロース」です。

サンタクロースの特徴といえば、白いひげに赤い服です。

この赤い服は、サンタクロースのモデルといわれている「聖ニコラウス」が着ていたカトリック教会の赤い司祭服に由来しているという説があります。

赤い色には「たとえ自分の血が流れたとしても、人々のために最善を尽くす」という意味が込められているそうです。

ちなみにサンタクロースという名称ですが、聖ニコラウスのオランダ語読みである「シンタクラース」に由来しています。

このサンタクロースのモデルである聖ニコラウスという人物ですが、とても慈悲深い人物だったそうで、死刑囚を助けたり罪人を改心させたりといった多くの逸話が残されています。

そして、なぜ聖ニコラウスがサンタクロースのモデルになったのかというと、それは貧しい家に金貨を投げ入れたというエピソードがもとになっています。

その家の人からすれば、まさに奇跡のようなサンタクロースからのプレゼントだったはずです。

では、そのようなサンタクロースからの奇跡のようなプレゼントとは、特別なものなのでしょうか？

いいえ、そんなことはありません。

決してサンタクロースからのプレゼントは特別なものではありません。

では、ここからはクリスマスの日に起きた奇跡の物語をご紹介します。

このお話は、これまでにも何度かご紹介したことがある実話です。

舞台は10年前のクリスマスです。

私の知人である田中心（仮称）さんという方のお話です。

心さんは、34歳の男性で、職業はサラリーマンです。

結婚しており、奥さんの名前は、紗栄子（仮称）さん。
また、5歳になる娘さんがおります。

名前は紗綾（さや）ちゃん。

紗綾ちゃんは大のプリキュア好きで、家にはプリキュアグッズがたくさんあるそうです。

クリスマスの1週間前。

娘の紗綾ちゃんがサンタクロースに手紙を書きました。
手紙は、きちんと封筒に入れられています。

「今年はサンタさんに、さやちゃんが一番欲しいものをお願いしたの～」

紗綾ちゃんは、嬉しそうに紗栄子さんに言います。

「紗綾ちゃんは、何をサンタさんにお願いしたの～？」

と紗栄子さんは聞き返しました。

「ないしょ～。だって、ママに言っちゃたら、サンタさんが欲しいもの持ってきてくれなくなっちゃうもん。」

紗綾ちゃんはそう言い、自宅に飾られているクリスマスツリーの横に手紙を置きました。

夜になり、紗綾ちゃんは、ぐっすりと寝ています。

心さんが仕事から帰宅すると、紗栄子さんは、紗綾ちゃんがサンタさん宛に書いた手紙をこっそりみてみようと提案します。

そして、封筒から丁寧に手紙を取り出し、中身を読んでみたところ、そこに書かれていた内容がこちらです。

「さんたさんへ　ぱぱのびょうきがなおるおくすりをください　おねがいします　さや」

実は、その時、心さんはガンを患っており、通院しながら仕事をする生活をしておりました。

ガンの進行は止まっているものの、いつ、他の場所に転移するか分からない状況だったのです。

この手紙をみた心さんと紗栄子さんは、お互いの顔を見合わせて、最初は苦笑いしていましたが、段々と涙目になり、とうとう二人で泣いてしまいました。

そして、クリスマスイブの夜、心さんは仕事帰りにビックカメラのおもちゃコーナーに寄り、プリキュアの変身おもちゃを購入し、帰ってきました。

そして、もうひとつ。

小さな封筒を取り出すと、その表面に「ぱぱのおくすり」とひらがなで書いて、中に栄養剤を入れ、買って来たおもちゃと一緒に紗綾ちゃんの枕元に、そっと、置いておきました。

翌朝、紗綾ちゃんが起きると、「キャー！！！」って言って、嬉しい悲鳴を上げておりました。

朝食を食べている心さんの元へと駆け寄ると、こう言います。

「サンタさんがね、パパの病氣が治るお薬をくれたの！」
「ねぇねぇ、パパ、飲んでみて！」

そう言って、心さんにサンタさんから貰ったお薬を嬉しそうに渡します。

早速、心さんは飲んでみると

「おっ！早速、お薬が効いてきたみたいだ！パパ元氣になってきたよ！」

と心さんが言います。

すると紗綾ちゃんは、

「よかった～！じゃあ、これからは、いろんなところに一緒に遊びに行けるね！」
「何がいいかな～？そうだ、今度、雪だるま作りに行こうよ！」
「あと、幼稚園の合唱会にも来てね！」
「それとね～」

と嬉しそうにいろんな事を言っている紗綾ちゃんをみながら、段々と心さんの目に涙が溢れてきました。

「うぅっ、うぅっ・・・」と声を殺しながら、紗綾ちゃんに見られないように泣いている心さん。

それをみた、紗栄子さんも味噌汁を作りながら、貰い泣き。

心さんは

「このお薬の効き目で涙が出てきたみたいだ」

と言って、泣き顔をごまかしています。

紗綾ちゃんは幼稚園の年内の登園最終日。

紗栄子さんは、紗綾ちゃんを幼稚園に送りに先に出かけました。

泣き顔の心さんは、今日は通院の日です。

病院では先日行った検査の結果が待っています。

病院に着いた、心さんは診察券を出し、待合室で自分が呼ばれるのを待っています。

予約した時間は、30分後です。

「少し寝るか」と心さんは、うたた寝をしておりました。

すると、心さんは変な夢をみます。

目の前に白いヒゲを生やした白髪の老人が現れ、こんな事を心さんに言うのです。

「おまえの病氣を治してやろう」
「おまえの娘に頼まれたからな」
「娘を大切に育てるんだぞ」
「それと楽しい人生を送るんだぞ」

そして「田中さん、1号室にお入りください」と、自分を呼ぶ声にハッとして、目が覚めました。

目が覚めた心さんは、「変な夢を見たな～」と不思議に思いながら、診察室のドアを開きます。

診察室に入ると、担当のお医者さんが座っていました。

そして、そのお医者さんからの口から驚くべき言葉が出てきたのです。

「田中さん、よく頑張りましたね。ガン細胞が全部なくなりました。」

そのときのお医者さんの言葉に、心さんは、？？？という感じです。

それは、そうです。

つい先日まで、いつ転移し再発するか分からない状態だったのですから。

「ほ、本当ですか！？先生！？」

心さんは、お医者さんに尋ねます。

「本当ですよ。よく頑張りましたね」

お医者さんは、そう言うと、強く頷きました。

「ありがとうございました。」

心さんは、そう言い、診察室を退室すると、なんとも晴れやかな氣持ちだったそうです。

心さんにとってみれば、奇跡以外のなにものでもありません。

この日のクリスマス。

これまでの心さんの人生の中で、一番の幸せなクリスマスであった事は、言うまでもありません。

ハッピーメリークリスマス！！！

皆さんにもサンタクロースからのプレゼントが届きますように！

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。