運命の電話~偶然がもたらしたビジネスの転機

​霊視経営コンサルタントの友野高広です。
​いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

​今回のテーマは「運命の電話~偶然がもたらしたビジネスの転機」です。

​あなたは起きる出来事に偶然はないということを信じているでしょうか?

​「まさか、そんなことはないだろう」

​多くの人は、そう言われます。

​では、別の質問です。

​シンクロニシティという言葉をご存知でしょうか?

​この言葉は日本語にすると「意味のある偶然の一致」という意味になります。

​偶然と思われていた出来事には意味があり、その出来事が未来において大きなチャンスとなったということは枚挙に暇がないほど、多くのエピソードが存在します。

​今回、ご紹介するエピソードも、ある起業家に起きた、意味のある偶然の一致としての実話です。

​そのエピソードの主人公は、ある中小企業の経営者である鈴木さん(仮称)です。

​スマホにかかってきた一本の電話が、鈴木さんにとって重要なビジネスチャンスとなった実話です。

​鈴木さんは、新しいビジネスアイデアがあるものの、資金調達に苦労をされていました。

​しかし、なかなか良い出資者に巡り会いません。

​そんなある日、鈴木さんのスマホに見知らぬ番号から電話がかかってきました。

​「誰なんだろう?」

​見知らぬ番号なので、電話に出るかどうか、ためらっていたそうですが、「なんとなく、出なくてはいけない」という気がしたそうです。

​結局、電話に出られた鈴木さんは「もしもし、鈴木ですが」と名乗ったそうです。

​そうしたところ、電話の相手からは、こんな言葉が出てきました。

​「あれ?鈴木?もしかして、〇〇大学にいた鈴木!?」

​鈴木さんは、その声に聞き覚えがあったそうです。

​そして、数秒してから、電話口の相手が誰かが分かったそうです。

​「もしかして関口(仮称)か?」

​そう、大学時代の同期の友人である関口さんだったそうなのです。

​「そうそう関口だよ!いや―、久しぶりだなぁ~、10年ぶりかな?」

​鈴木さん曰く、関口さんとは、大学を卒業してから、しばらく会っていなかったそうです。

​関口さんは自身の電話番号が変わっていたものの、鈴木さんの連絡先は、そのまま保存していたそうです。

​見知らぬ番号から電話がかかってきたのは、それが理由でした。

​そして、電話口で話をしていたところ、久しぶりに飲みにでも行こうという話になりました。

​数日後、10年ぶりに旧友との再会です。

​2人での小さな飲み会でしたが、大いに盛り上がったそうです。

​現在、お互いにどんな仕事をしているのかという話題になりました。

​話をしていて分かったのは、実は関口さんも起業しており、会社の社長となっておりました。

​そして、思わぬ話が出てきました。

​「もし、よろしければ、うちの会社の出資者であるA社のX社長をご紹介するよ。たぶん、鈴木のビジネスに役立つんじゃないかな?」

​実名ではお話ができないのですが、A社は様々なプロジェクトに投資をされていることで有名な会社です。

​そして、数週間後、鈴木さんは関口さんの紹介でA社のX社長と面談をすることになりました。

​その日をきっかけに、数回の打ち合わせを経て、なんと、めでたく鈴木さんはA社から資金調達を受けられることになりました。

​資金調達ができた鈴木さんのビジネスは順調に大きくなり、最終的に上場を果たすことになります。

​鈴木さんは、当時のことを、このように振り返っています。

​「あの時、電話に出なければ、いまの私はありません。まさにシンクロニシティが働いたのだと思います。この世界には偶然というものはありません。すべては必然です。私はそう確信をしています」

​このエピソードは、ビジネスにおいて偶然もまた重要な役割を果たすことを示しています。

​間違ってかかってきた一本の電話が、ビジネスの大きな転機を生むきっかけとなり得るということの証明です。

​このようなシンクロニシティは、もちろん、あなたにも起きる可能性があります。

​それでは本日のお話は以上です。
​ありがとうございました。
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