「ノルマの謎」

2021年8月21日 2021年8月21日 Tomono

霊視×経営コンサルティングの桜賀和愛美です。

いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは

「ノルマの謎」です。

桜賀和は総合すると約１０年前後販売をやってきたのですが、いつも“ノルマ”というものが不思議でなりませんでした。

目標を掲げるのはとてもいいと思うのです。そこから逆算してどうしていけばいいのか？それを考えて現場が努力するのはとても大切です。

しかし、会社によっては１支店ずつ毎日ノルマが課せられており、

「今日このノルマを全員で達成しなければ今月はだいぶ苦しい事になります。一人も逃さず、売り逃しもないようにしましょう！」

というところも少なくありませんでした。営業さんだともっとシビアなところもあるかと思います。

当時知識が薄かった私だったのですが、このノルマには毎回混乱していました。

『その勢いでやれと言われればやるけれど、全員が全員買うわけが確率的に無いし、
大体今日入店するお客様の分母って昨年度の売り上げからみても大方予測できるけど…今日は期待薄だよなぁ…。何なら今日雨だし…』

『一人一人ちゃんと接客するつもりは勿論あるけど、ちゃんとやって要らなかったら買わない人も出てくるわけだから…。
例えば客単価アップのために※セット売りを意識はするけれど、結局後からお客様が“いらんもん買わされた”と思ったら顧客様にならないわけだから、将来的にはマイナスだ…。
今今の、今日だけ良ければ良い販売はしたくないよなぁ…』

※セット売り：一つ買った商品に対して関連する商品を提案してセットで買っていただく方法。

そして結論的に

『最終的に現場にできる最大限を無駄な動作なく、目標を意識していつも通りやるだけなぁ…。集客はどうにもならん…』

と、私はいつも通りやっていました。まぁ、店長とかがそんなことを考えていたらもはや本末転倒。会社の方針、会社ごと疑わなければならないので、その事は
「会社でノルマがあるのは普通」と常識というものに落とし込んで考えないようにしていたのだと思いますが、私は考えてしまうタイプなので疑問に思っていました。

もちろん、先輩たちの中にはすごい人たちはたくさんいらっしゃいました。

必ずセットで何万も売れる人もいましたし、一人で何人も掛け持ちして売っていて、

背中に目がついているのではなかろうか？

読心術が使えるのではなかろうか？

という人も。

その方々はとても有能で、尊敬する人たちでした。

でも、毎日それです。

毎日その有能な人たちは今月のノルマを達成するためにあくせくと働きに働いて、何とか毎月しのぐか、それでも足りないか…。そんな感じでした。