「脱出」の約束【前世の歴史に学ぶ旅】
霊視×経営コンサルティングの桜賀和愛美です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。
今回のテーマは
「「脱出」の約束」です。
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あなたは今、何かから脱したいと思っているでしょうか?
何かの支配下の元に生きているでしょうか?
もしくは…、自分で自分をつなぎ留めていないでしょうか?
今世、あなたの課題が「脱出」が1つテーマだったとしたら。
あなたは、何に囚われているか、分かりますか?
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あなたは、こんな心理学実験の話しを知っているでしょうか?
1971年8月14日から1971年8月20日まで、アメリカ・スタンフォード大学心理学部で、
心理学者の指導の元、刑務所を舞台にして、
「普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまうことを証明する」
という実験が行われました。場所はもちろん本当の刑務所ではなく、模型の刑務所(実験監獄)。
スタンフォード大学地下実験室を改造したものだったとの事です。
新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた心身ともに健康な21人の被験者の内、
11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせました。
その結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、
受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるということが証明された。と、の事でした。
有名な、スタンフォード監獄実験という実験です。
(証明された。と、指導していた心理学者の先生は言っていますが、その結果には賛否分かれています。)
この実験はかなり私たちからしたら理解が難しいものではありますが、例えば身近なところで言いますと、
制服を着て仕事をする人たちを思い浮かべてください。
スーツも制服の内に入るとは思いますが、制服を着ると一氣に仕事モードになりませんか?消防士、看護師、警察官…。
習い事でコスチュームがある方も、その服を着るといつもの自分ではない動きや思考になったりすると思います。
人は、環境や状況で演じる生き物です。役割を見つけ、演じます。
それを上手に使っているのがマインドセットや、ロールモデルを使った達成法ですね。
人はなろうと思えばなりたい自分へ変われます。
このお話しは、前世からの恐れと、再起を目指す魂の記憶です。
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その方の前世は、4つほど立て続けに出てきました。
前世というのは10や20などの少ない数ではなく、人は数多転生しているので、全部は出せません。
と、言うより、意味がないので見ていません。今に関係しているものだけを、ピックアップしています。
この方の前世の1つ目は、人種差別を受け、奴隷となった女性が、今で言うエジプトから命からがら逃げているシーン。
2つ目は、それほど古くないアメリカで虐待されていた女の子。
どちらもかなり映像からしたら酷い状態で、とても口頭でも紙面でも話せないものでした。ご相談者様にもやんわりと伝えるにとどめました。
そして3つ目。これはヨーロッパの軍人で、今度は自身が人を収容している側でした。こちらもかなり、悲惨で過酷な映像です。
これは、
「やっぱりやったら自分に返ってくるんだね」
という浅い話しで終わらせて頂きたくないお話しです。
人間の前世というのは、おおかた、こういったものの連続です。
前回のお話しと真逆の循環ですね。
体験し、知った上で、どう生きていくのか?
この魂の動きは、まるで、刀鍛冶が日本刀を作るため、美しい波紋を持つ逸品をこの世に生むため、叩いては折り、熱して叩いては折り…。を、繰り返しているようです。
もれなく、この世界の全員の魂が同じ循環の中にいます。
4つ目は?一体どういった内容なのか?
4つめは、今回のご相談者様のメインの前世。
舞台は中国。王妃つきの女官でした。
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王妃様は、華美な事にはあまり執着せず、お茶が大好きな朗らかで美しい人でした。
基本的に部屋に通すのはお氣に入りの女官と、とても親しい貴族や王族の女性数人。
ご相談者様は下の位で、出入りできるただ1人の女官でした。
事細かにお世話をしていて、様々な事に氣がつき、心を配る事ができました。
王妃様は大変天然だったので、この2人だけが部屋にいる時は、冗談も言い合うような仲でした。
王妃様の趣味はお茶。ただのお茶ではなく、お相手の状態をみて処方する、漢方のような、けれどとても美味しいお茶を毎回お客様に振舞っていました。
部屋で淹れることもあれば、庭で振舞うこともあり。
その趣向は毎回、季節や状況、人によって変えているほどのこだわりようで、
世が世で、身分もなければ、その道のプロになっていたほどの腕前でした。
その時間が大好きで、王妃様と感じる四季とその心遣いが心地よくて、
いつまでも、王妃様がお年を召すまで、こうしていられるのだと思っていました。
しかし。
中国の王家といえば、家督の争い、骨肉の争いが絶えないもの。
王妃様はある敵対勢力にはめられて、処刑されそうになってしまったのです。
その時、ご相談者様は意を決しました。
彼女は、王妃様のかわりに、ありもしない罪をかぶって、
自分が処刑台に上ることにしたのです。
ご相談者様の前世の女官が罪をかぶり、処刑される。
その時の王妃様の姿は…。
筆舌に尽くしがたい、悲痛なものでした。
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今世、ご相談者様は、この王妃様の生まれ変わりに心当たりがありました。
その方と出会っており、今、またこれからという時期だったのです。
しかし、現実、様々なものが自分を取り囲んでいます。
ご相談者様の今世の大きな目的は現時点で2つ。(あくまで現時点です)
「脱出」と、「共に幸せになる」です。
これは無くなった後、上の世界で約束していました。
自分自身とも、守護霊とも、神様とも、
そして、亡くなった後の王妃様とも…。
ご相談者様は今世、様々な支配下にあり、自身で自身を身動きできない、状態にしていました。
今世の環境のせいでもあり、前世の魂の記憶でもあります。
虐げられてしかるべき人間だ
自分なんかが華やかな場所に出てはいけない
幸せにはなれない存在
虐げた罪悪感
大切な人に最後まで寄り添えず、悲しませてしまった罪悪感と悔しさ
ちょっと前にも言いましたが、
加害者や被害者、
助ける者、助けられる者、
憎む者、憎まれる者、
愛する者、愛される者…。
この人間の魂の輪廻転生の間に交互に、何千、何万、してきたか分かりません。
いちいち数えてもいられません。
過去は過去。
今は、今なのです。
何のためにリセットしたのでしょうか?
冒頭で、監獄実験と、制服のお話しをしましたが、奴隷となれば奴隷らしくなり、孤児なら孤児らしくなり、
軍人ならば軍人の役割を演じようとします。
バビロン大富豪の教えという本の中でも、ちょっと前まで奴隷ではなかった人が奴隷となり、
自分は奴隷ではないとこぼすシーンがあったのですが、彼の行動は奴隷そのもので、そのこぼした人間に、
お前は奴隷だ。奴隷でないならば奴隷ではない行動をしろ。
と言われてしまいました。彼はその時初めて、自分が奴隷になっていることを本当に自覚したのです。
皆、自分の設定した役割を演じているのです。
けれど、この人生は自分だけのもの。
役柄を変えたっていいのです。
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ご相談者様は、前世、死んだあと何を後悔したでしょうか?
今世、そのできなかったものをしに転生をしのも1つ目的だとしたら、何がしたいでしょうか?
人間の尊厳を失う、辛いところにはいなくていい
自分のもてるものが生かせるところで、思いきり生きたい
愛の循環の中で生きたい
また、あの人に会って、2人を含めた大切な人たちと、幸せになりたい。
梅が咲く下で、お茶を飲みながら語らった、あの時のように…。
「脱出」「縁を切る」
それが1つ、今世目標の方もおられますが、それらをするのは、
本当の自分で、自分を求める人のために今世を生きられるように。
自分の魂が喜びを得られるように。です。
現状を把握しましょう。
この世で本当にやりたい事を、本氣で考え、目的を定めてください。
それに向かってロジカルに進んでください。
結果も、運も、後からついてくることでしょう。
それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。
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