【マンガ】鑑定初期の桜賀和、前世と今世を混線し、闇落ちする

2022年9月18日 2022年9月18日 Tomono

こんにちは。桜賀和です。

桜賀和が鑑定を始めたのは、30歳の頃でした。
きっかけは、母が口にした人の名前を聞いた時にふと、一つのビジョンが視えたのがきっかけです。

名前の前に、大きな農家の立派な家が視えて、その引き戸の門が「カラッ」と開いたら、なんとその門の中に窮屈そうにその人の名前が入っていたのです。

「その人ってもしかして、家から出れずに窮屈にしている人？地主か農家みたいな家かな…？」

と言ったら、凄く驚いた顔をして、

「嫁ぎ先が農業をやっていて、地主でもある家系でね、長男に嫁いだから所謂、跡継ぎのお嫁さんになったんだけど、自由に外出もできないぐらい厳しいって、今日その人と話してたんだけど…何で分かったの？」

最初は文字からそういうのが分かって「変なの」と思っていたぐらいでしたが、景色が見えたり、相談に乗るにつれて、「ちゃんとお金を貰ってやった方がいいのではないか？」と言われてから、多少お金を頂いて鑑定するようになりました。

とはいえ、私は生粋のスピリチュアルアンチ。
視えない世界を信じてないのに、鑑定をしてました。（最低）
なので、「恐らくすぐやめるし」と思って、できない事を証明するために鑑定をしていたのです。
始めは1,000円で(笑)
無茶苦茶ですよね。
でも、依頼が来るのでやるしかない。

明日には辞めよう。
明日には辞めよう。

そう思っている内にあれよあれよと、重度の霊障を車の中で引き起こし、
九死に一生を得て、マイコプラズマ気管支炎になり、
続けてインフルエンザAに罹り、
リストラに遭い、友野に会いました。

で、明日には辞めようと思っていた霊視を、今後一生やり続ける事になってしまったのです。
恐ろしいです。
川の外側の土手にやっとの思いでしがみついていたら、
突然の急流に「あっ」という間に流されたようなスピード感でした。

依頼が来て1人で鑑定していたのは、2.3カ月くらいだったかと思います。
まだ、全然自分の能力も何も分からないまま、友野と急激にビジネスの霊視をする事となり、正直焦りました。
とにかく、一生懸命やろう。

そう思っていた矢先、マンガのような出来事が起きました。

ここだけの話し、何がそんなに動揺したのかと言いますと、
その方が前世に悪魔信仰をしていたのですが、その景色は凄惨なもので、生理的不快感を齎すものでした。
そしてその方は、流石に悪魔信仰はしていないものの、スピリチュアルの危うい間を綱渡りしているように見えました。本人は光に進もうとしていますが、まだまだ修行中。脱し切れていない状態。

言い方が難しいのですが…、見えない世界に幻想を抱きすぎていて、自分の課題を見失っているように見えたのです。

私が前世を伝えたら、分かっていたご様子でした。
それも、私の心を乱しました。
相手の事が分からなくなってしまったのです。

そして友野に相談したら、厳しく言われてしまいました。
当然ですね。
未熟で幼稚。失礼にも程があります。

しかしこれで、どのように考えれば良いのか理解ができました。

今世を含めた過去、何がどうであろうと、今が大事なのだ、と。
過去は終わった事であり、囚われていては大事な「今」を失う事になる、と。
完璧は無い。
何が善くて悪いかは私が決める事ではないのです。

それが分かってから私は何が出てこようが、映画を見るかのように前世を視る事ができるようになったのです。
きっとその方は、私にその事を教えてくれるために現れてくださったのだと思います。
今私は、その方と、厳しく教えてくれた友野に感謝しています。

…友野は覚えてないかも知れないけど。