愛する者がいるならば【前世の歴史に学ぶ旅】

霊視×経営コンサルティングの桜賀和愛美です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。​

今回のテーマは​
「愛する者がいるならば」です。​

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あなたに大切な人はいますか?
いつも笑顔でいて欲しい人はいますか?
その方には、何でもしてあげたい氣持ちになりますよね。
ずっと幸せでいて欲しいから。
けれど、もし、その相手があなたがそうする事によって、
影ながら悩んでいたら…。
お相手のある、本当の愛とは?幸せとは?何なのでしょうか?

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子供、
恋人、
兄弟、
両親、
婚約者、
親友、
パートナー

ペット

目に入れても痛くない。悲しむ顔は見たくない。
あらゆる災いから自分が守り、助けてあげたい。

つい、心情的にそう思う方。とても分かります。

私もどちらかというと、自分の事は後回しにして、サーブ、レシーブと、1人で立ち回ってしまう方です。(反省)

けれど、例えば。今、サーブ、レシーブと言いましたが、バレーをやっていて、
ポジションが決まっているのに、一人があくせくと、

「私がサーブもレシーブもやるから!勝利だけ待ってて!」

と、言われたらどうでしょうか?その方は一生懸命お1人で、
サーブもレシーブも受けて、アタックして、必死です。

相手コートも、チームも、楽しもうと思っているだけなのに…。
1人とても必死になってしまっている…。

相手チームというのは、守護霊だったり、神様だったり、チャンス、運、縁などです。

この状態。現実的に言うと、一人相撲状態ですよね。

俯瞰してみると「何しているんだか…」と思いますが、
そうなるにはわけがあったりもします。

もちろん、前世が全てではありません。
けれど、こういう事もあります。

 

 

寒い、北の大地。
今のイギリスの方の国の方のようです。

1年を通して、あまり晴れ間が無いこの国は、イギリス同様。
おとぎ話や、伝承が多かったようです。

曇りや雨が多いから、多くなったのも文化的にはありますが、
この国には本当に、そういった伝承通りの存在がいます。

何故断言できるのかと言いますと、ご相談者様の前世、
その男性の目には、動いたり喋ったりする彼らがしっかり見えているからです。

争いが嫌いで、芸術的な感性を持った、情に厚い方ですが、
どこかその目は生氣が薄いです。

この性格で、王家に忠誠を誓う、騎士の名家の嫡男。
すでに家族がいて、30後半。
王の娘をお嫁さんに頂いて、幸せなのですが、
どこか地に足つかない感覚がありました。

心がざわつくと、幼少期から話し相手になってくれている、
ドラゴンが住む湖が見渡せる丘に腰かけ、ボーっとします。

「何故、思ったように生きない?何故、力を出さない?」

ドラゴンがそう語り掛けてきます。
彼は、無言です。

あの世の感覚が残っている彼は、地上の営みの感覚に慣れず、
どこか第三者的に自分を見てしまう癖があったのと、

霊感が強かったので、見えないものが見え、知るはずのないものを知ってしまったりするので、
「流れには逆らえない」と思い込み、人生が楽しめなかったのです。

騎士の家の出の男児だというのに、性格も特技も屈強な男のものではなく、自信がありませんでした。

しかし、いつもドラゴンに問われます。

「何故、思ったように生きない?何故、力を出さない?」

思ったようになんて無理だし、力を出したら国がおかしくなってしまう。
そう思う反面、自分の力にも奥底で氣がついており、無言になってしまうのでした。

 

そんな最中、事件は起こります。

 

国内がきな臭くなっていたのは分かっており、自分なりに対処はしていたのですが、
あれよあれよと、自分が悪者となり、処刑される運びとなってしまいました。

どこかでこの事が分かっていた氣がする。
しかし、この準備もしておいた。

家族たちは王家であるし、根回ししておいたので悪者になる事はない。
こうなる事が分かっていた氣がするから、それなりの交流は妻とも子供とも、
王や友人ともしてきて、あげるものもあげている。思い出も作った。

誰も自分を憂いて、心残りになる事はあるまい。

 

後はただ、

自分が死ぬだけだ。

 

処刑場に辿り着くと、くしくも…。

あの湖。

 

重しを付けられ、ゆっくりと湖の底に沈む体。

 

上から見ていた景色は、中から見るとこうなっているのか…。
とても綺麗だ。

 

水の音がする。
自分が生きている証の泡が地上に上がっていっている。

けれど、体は沈んでいる。

 

この中で生きているものもいるのに、自分は生を終えようとしている。

こんな綺麗な中で生きられたら、幸せだったのではないだろうか?

 

そう目を閉じると、また声が響いてきた。

 

「何故、思ったように生きない?何故、力を出さない?」

「皆、泣いているぞ」

 

 

当時、彼は奥様にもあまり見えない世界が見聞きできることは言っておらず、
親しい中でもそういう人間だと明言した事はありませんでした。

情熱や、人としての欲などを、内に閉じ込め、ただ周りの人の為だけに動いていました。
その中に、自分がいないからおかしなことになっているのだと、氣づかないままに。

死んだあと、彼はドラゴンに問われていた真意を悟り、思ったように生き、力を出し、
自分も幸せになると決めて転生しました。

 

けれど、死と直結していたトラウマというものは、中々根深いもので、
転生してもなお、謎の「恐怖」として顔をだしたりします。

なので、一筋縄では乗り越えられないのです。

 

しかし、紐解いてみるとシンプルなものです。

 

実は、奥様も王様も、仲の良い友人たちも、彼の力を知っていました。
彼の苦悩も、彼の真の欲求も、孤独も知っていました。

なので、どうにかしたいと思い、日々手を差し伸べていたのです。
処刑にならないように奔走していたのです。
彼が幸せになる事を、心から望んでいたのです。

実は、今世でもご相談者様はそのように振舞ってしまっていました。

自分を顧みず、力を偽り、護るために一生懸命でした。
けれど、大切な人だったら、そんなものは見抜いてしまいます。

 

一緒に幸せになりたいのに、
私もあなたの笑顔を見ながら生きたいのに、
どうしてあなたは私を置いて、
あなた一人だけで辛い道を行こうとするの?

 

前世の奥様の言葉と重なるようです。

 

自分を犠牲にして得る幸せというのは、あるのでしょうか?
相手のある幸せな世界だとしたら、
相手が愛する自分の為にも心地よい毎日を送る必要があります。
共に成長していく喜びを分かち合う必要があります。

 

嫌な事は耳にいれさせたくない。
醜いものはその目に触れさせたくない。
心を傷つけるものは排除したい。

 

そう、あなたが自分の身と心を犠牲にして守ろうとすればするほど、相手は傷つき、悲しむ結果となります。
潜在能力が分かる分、思いきりできてないあなたを見ると、自分がいけないのかな?と、自身を責める事になります。

 

愛する人がいるならば。
自分を犠牲にしてはいけません。

 

愛する人がいるならば。
思いきり生きてください。

 

あなたの輝く姿を見続けたい人がいる。
その事を、忘れてはいけません。

 

それでは本日のお話は以上です。​
ありがとうございました。​

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