葛飾北斎から学ぶ-神事-

霊視×経営コンサルティングの桜賀和愛美です。

いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

 

今回のテーマは

「葛飾北斎から学ぶ-神事-」です。

 

 

あなたはこんな人と遭遇したらどう思うでしょうか?

 

 

人から話しかけられても会話らしい会話もできず、挨拶以外は無視。

付き合いも悪く、

金銭面は毎度どんぶり勘定でお金は貯まらず、

部屋はぐちゃぐちゃで奇麗にもできず、

足の踏み場が無くなったら毎回引越しをする。

 

 

いかがでしょうか?仲良くできそうですか?

伴侶や恋人にできそうですか?

会社で同じチームになったら上手くやれそうですか?

 

もし事前情報なくこのような人に会ったら氣分を害する人はかなりいるかもしれませんね。

特に会社でチームを組むなんてなったらかなり精神的にも厳しそうです。

 

しかし、この方が海外にも影響力のある有名な方だったら…?

不思議ですが、見方が変わるのではないでしょうか?

 

実際この特徴の方は実在した有名な人物の特徴です。

 

ドビッシュー、モネ、ゴッホなどに影響を与え、

アメリカライフ誌による「この1000年で最も偉大な業績を残した世界の100人」の特集に日本人で唯一ランクインしている方。

未だにこの方の作品は日本を代表するものとしてデザインに組み込まれたりして発信されています。

 

この有名な方の名前は

「葛飾北斎」です。

 

葛飾北斎は弟子入りしてから20歳という若さでデビュー。才能を師匠に高く買われて可愛がられていました。
しかし、スピード出世をしたために兄弟子から苛めに遭います。

何と看板を描く依頼をされた仕事先で、下書きの紙を兄弟子にいちゃもんをつけられた上にビリビリに破かれるという所業を受けています。
(まあ、挨拶以外の話しを無視する弟弟子…という事を考えると何とも言えない部分もあります)

なので、師匠が亡くなったら直ぐに自立して仕事を自分で受けだしました。

 

しかし、美人画や役者絵は売れるけれど、ライバルがかなり強いというわけで、風景画を始め受けれる仕事は何でも受けつつ、
それでも生計が厳しいので、30代半ばになっても今で言うアルバイトをしながら絵を描いていたそうです。

 

世間に知られだしたのはなんと、40歳を過ぎてからでした。仕事は本の挿絵。

そして50代でスケッチ集を出すのですが、これは現代ではいわゆる「北斎漫画」と言われています。

これが西洋に輸出する時に緩衝材に使われて海を渡り、あまたのアーティストに影響を与えました。

 

北斎が68歳の時に奥様に先立たれ、脳卒中にもなった北斎を面倒を見たのは娘のお栄なのですが、お栄は北斎とかなり似ており、
お酒とたばこは当たり前で家事は一切せず、ご飯は3食出前。一度お嫁に行きますが、難ありで出戻って来た方なのですが、
なんと絵の才能も引き継いでおり、天才でした。

 

70歳を過ぎ、北斎は大ブレイクを果たします。なぜかと言いますと、

「富嶽三十六景」です。

この当時風景画はお金になりませんでしたが、旅行はブームとなっており、「富士講」という富士山自体を信仰するサークルが流行しており、
版元(今で言う出版社のようなもの)は富士山の風景画は売れると踏んで北斎の白羽の矢が当たったという事です。

80代になってもまだ意欲的に政策を続け、90代でお亡くなりになります。

 

これは私の勝手な親近感なのですが、北斎先生とお栄さんは現在で言うところの発達障害の傾向とよく似ています。

しかし、結果的に葛飾北斎さんは世界的に有名な方ですし、お栄さんも現代も天才と言われている方です。

 

お金は貯まらないという問題はありましたが、今わの際に残した言葉が

 

「あと10年、いや、5年生きられれば画家として完成した」

 

というものでした。

 

2021年現在。私たちは

 

「○○歳までに○○しなければ…!」

「これぐらいできていなければ…!」

 

と、世間体やメディアに左右され、皆均等に、ある一定の完璧を求められ、人と比較され、
そして自分でもそれを自身に強要して生きづらくしています。

 

その、「~せねばならぬ」は、一体何のためなのか?

あなたの幸せにつながり、あなたの未来のためになるものなら良いのですが、

その縛りがあなたを苦しめているならばそれは違うと思うのです。

 

葛飾北斎さんは自分を貫き、自分のできる事を毎日ただしてきました。

不得意な事は得意もしくは人並みにしようなど、最後までしていませんでした。

地道に仕事もえり好みせずにコツコツと、そして諦めず毎日やり続けて、
世間に知られだしたのは40歳過ぎてからです。

デビューから20年後です。

 

人に完璧というものはいらないですし、そもそも人間に完璧は無理です。

大体、何をもって「完璧」というのかも、実は誰にも分かっていません。

 

けれど、確実に言えるのは、あなたにしかできないものがある、という事です。

あなたと一挙手一投足、ほくろの位置から発言、思考行動も
全て同じクローンのような人がいれば差別化は難しいですが、
そんな人でもいない限りあなたにしかできない事が確かにあります。

 

それを、毎日コツコツすること。

何者かなんて、後から決まるものはひとまず置いといて、

目の前に来た仕事を一生懸命する事。

 

それこそが大事です。

それを見えない世界では「神事」と呼びます。

 

「神事」とは、あなたがあなたにしかできない仕事をする事によって、

あなたも誰かも笑顔になり、その人のため、その周りの人のため、巡り巡って世界のためになる事。

 

神事が発生すれば、

エネルギーの具現化である収入の巡りが良くなり、人が集まってきます。

 

北斎さんはお金に困っていましたが、それは貯まらないという悩みであって、お金の巡りは発生していました。

(飲みのツケの回収に面倒だからと大金を払ってお釣りはいらないとかやっていたようです。そりゃ貯まらないですよね(笑))

 

お金というエネルギーが集まるという事は、人の信頼と感謝を集めているという事。

あなたのエネルギーも上がっていきます。

 

目の前に来た仕事。ある仕事を一生懸命やりましょう。

あなたにしかできない事があります。

我慢をして苦しんで能力を均等にしようとすると、あなたの才能が埋まっていきます。

何歳だって関係ありません。

 

神事を、始めましょう。

それでは本日のお話は以上です。​
ありがとうございました。​

 

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