＃序章【巍峡国史伝】-始まりにあたりましてのご挨拶と経緯-

2023年11月6日 2023年11月7日 Tomono

急に、何事かと思いますよね…。

そう、実は私はこれから連載で「歴史ファンタジー小説」を書いていく事になります。

「全然霊視経営コンサルタントに関係ないではないか！」と、思われるかと思いますが、実は関係が少し…、いえ、かなりあります。

なぜならこれから公表していく小説は、元は「前世」です。

そして、自動筆記でほぼ書き上げました。

「それで、巍峡国史伝って…何？」という事なのですが、これは「ぎきょうこくしでん」と読みます。

山と谷が産まれた神話の時代を書いた書の意味で、巍々と山がそびえるの「巍々」と、峡谷の「峡」をつけています。

この、前世を元にした、歴史ファンタジー小説は全て、中学生時代に書いたものです。

最後の方1割程度だけは18，19歳頃に書きました。

20歳の頃に出版社から「出版しないか」と言われ、2009年10月に商業出版しました作品でもあります。

それでですね。もう一度、今度は電子書籍で再販しようと思っているのです。

なぜなら…。

ちょっとこんなセリフ自分が言う事になるとは…という思いでいっぱいなのですが…。

守護霊に「なぜやらない」と言われてしまったからであります。

元々、今辛い状況の方や、生きる力を得たい方向けに書いた本であり、自身が視た前世も記録しておこうと思い書いた本でした。

冒頭に言った通り、自動筆記なので、セオリーの「起承転結」の構成もしていません。

いきなり書き出し、そのまま最後まで完成させたにも関わらず、編集の方々にも「この長編を齟齬無く完結させている」と高い評価を受けました。

本が発売した当初、本当に沢山の方からとても良い評価を頂き、中には何度も読み返してくださっている方もいらっしゃったり、涙を流したというコメントも頂いたりしました。

有難い事です。

正直、ファンタジーを書き記していく事には抵抗があります。

最初は独自に勉強したものにストーリーを付け加え、所々前世のエッセンスを入れて、自己満足で書いているだけのものでした。

しかしそれが、こんな形で公表することになるとは…。

いえ、しかし。誰かの為になるのならば…。腹をくくる次第です。

今から振り返って読んでみますと、守護霊からの言葉、高級霊からの言葉、いわゆるアカシックレコードの情報など、盛りだくさんでした。

本のページ数にして300ページ越の長い作品を書き記す事になりますが、お付き合い頂けましたら幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

まずは、この物語の主軸となる、神話の一文「序章」から。

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【巍峡国史伝】序章

蒼天泳ぎたもう龍王曰く。
天地仲睦まじければ輪廻転生、森羅万象たる世の理、万事滞る事なし。
ただし、個々自立すべし。

大地抱きし母なる女神曰く。
愛、際限なく捧げ、見返り求めるべからず。めぐる世の慈悲に全て委ね、心安らかにせよ。
ただし、皆平等に。

五色の未知なる光、麒麟曰く。
綺羅な世の移ろうは全て対極の力、相引き合い一つとなりて巡ること也。
光こそ闇、闇こそ光なれば何も恐れる事無く進むと良い。
ただし、全知全能こそ　我　也。

三大神が集う時、
大地を求め龍と麒麟が血を流す。
その戦い激しさを増し、
大地の女神は泣く泣く天へ行く。
それを見た龍と麒麟は自粛するべく

各々が戦いでできてしまった地獄の地盤に身を封じた。
天、青く光ればたちまち女神の涙降り注ぎ、
大いなる新緑の芽が萌えた。

天地逆転の神の創造は
今尚我らに恩恵を齎す。

我らはその世界誕生を
「如月の祝典」
と、呼ぶ。

－「千蘇我御伽草子」より－

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…＃1へ続く▶▶▶