【ブログ】前世から見る「歩みを止めている時間は無駄なのか?」
人の学びというのは、本当に個人差があるものです。
誰一人として、同じ学び、そして学習速度、達成速度の方はいらっしゃいません。
何故なら、大切なのは「はやさ」では無いからです。
「本当に魂から分かったかどうか」なのです。
訳あって不登校になり、家から出られなくなってしまった人は言います。
「こうしている間にも皆学習を進めて、学校で色々な事をしている」
訳あって精神を病み、暗い部屋のベッドから起き上がれない人は言います。
「自分だってできるなら“まっとう”に外に出て働きたい。でも体と心がいう事をきかないんだ。同年代は今も外で立派に働いているのに…」
ある日大病を患い、ベッドでの生活が長くなってしまっている方は言います。
「病気と闘わなければならないけれど、どんどん社会に置いていかれている気がする。真っ白な部屋の中で自分の時だけが止まっているようだ。そんな焦りがある」
一様に、「自分だけが足を止めている」「何も成してない」と言い、
「早く」「速く」とどこからか来る“まっとう”になろうとして、“はやく”なれない自分を責めてしまいます。
それは、本当に何もしていないのでしょうか?
本当に時間だけが過ぎる、無意味な事なのでしょうか?
私の幼い頃からよく知る人は、中学生の頃。
同居している祖母が息をしていない事に気が付き、119番をし、電話口の救急の方の指示を聞きながら、
見た事も無い心臓マッサージを救急車が来るまで延々したそうです。
実はその日、たまたまその子だけがお家におり、他は誰も居ない状態だったそうです。
つまり、家に一人で、そんなおばあさんを発見し、対処していたのですね。
結果は、おばあさんは病院で亡くなってしまいました。
その子は、精神を病み、閉じこもるようになってしまいました。
かなり長い間、その子はあまり社会とは深く関わらないようにしていたように思います。
誰もその事を責めはしませんでした。むしろ、大変な役目をさせてしまったと思ったぐらいです。
しかし、その子は心優しい子だったので、自分を責めてしまったのでしょう。
その子が立ち止まった時間は、長いものでした。
人の死というものは強烈で、人生を大きく左右する力があります。
その子も左右された一人でした。
しかし、その子が立ち止まった時間は無駄だったのか?
と、言われると、決してそうではありません。
「仕方のない事だったのだから、早く立ち直ってむしろ忘れるために楽しい事や、得意な事をした方が良い。年齢は止まってくれないんだから」
そう思う方もいらっしゃるでしょう。
よく、「この世には正解は無い」と言う言葉を聞きますが、私もその通りだと思います。
特に、沢山の方の前世を知れば知るほど、十人十色「そりゃそうなるよね」の、連続です。
それは何故か?そこには、前世からの学びがかなり大きく関わってきます。
例えばなので、上記の子の前世や学びとは関係無いですが、例えばの話をします。
前世が人を助けられる存在であったのに、命を軽視していたためにそれを真面目に成さず、
そのまま亡くなった人が居たとします。
その方は、天界ではきっとこんな事を想い、次の転生の課題にします。
「本気を出せば救える人が沢山いたんだ…。ならば、大切な人の命を救うために一生懸命努力し、そして失って、命を失う事を学び、その先の少し深い愛を知ろう」
これが地上に誕生し、成す事の一つになる可能性があります。
宿題は一つではないので、あくまでも目標達成の一つです。
例えば、私の知り合いのその子の前世が、仮に上記のようなものだったとしたら、
その子の行動はその子なりの大正解という事になります。
右も左もまだ分からない子が、公共機関に連絡をして、
知りもしない技術で、聞いただけで一生懸命蘇生をしようとしました。
しかし、失う事となり、「命」と言う命題に悩まされる事になります。
家に誰も居なかったのも、誰も居なければその子がやるしかありません。
そういう風になっていたのです。
なので、その子が引きこもっていたとしても、その時その子は前世からの宿題を一生懸命やっている最中であり、
実は凄く進んでいる状態だったのです。
もちろん、人は一人一人誰も欠ける事無く、「喜びの人生」「幸せになる人生」を歩むことが最も重要な事なので、
その子も幸せになる道に早く戻らなければなりませんが、それは誰にも強制する事はできません。
来世に持ち越す人もおります。
中々、前世できなかったことを今世やるというのは、人それぞれ、大変な事なのです。
上記のお話しから分かるように、誰一人、同じ宿題は無く、
全員が同じ答えにはなりえないという事が分かりました。
なので、その点では悩まなくていいのです。
止まっている人は実はとても深いのです。
しかしもし、あなたが今「止まっている人」であり、
「動き出したい」「変わりたい」という思いが、あったら。
もう、誰に止められても、その止める人間を突き飛ばしてでも
「もういい加減自分の人生を変えたい!」と、思うのならば、その時は生まれ変わり、進む時です。
過去と現在は、実は地繋がりではありません。
人は世界線を変える事が出来、生まれ変わる事が出来ます。
そのやり方は、古の時代から先を行く諸先輩方が「本」というものに書き記しています。
見えない世界的に言いますと、動き出せば守護霊が「変われる種」をお膳立てしてくれます。
あなたは、何が起きても守られているのです。
どん底の暗闇でも、あなたは見守られています。
現状が大変と感じるほど、あなたは凄い学びを深めている事になります。
京大や東大、ハーバード大学などで学んでいるかの如くです。
それは、誇るべき事です。
学びを焦らないでください。
全員速度も学びも違うのです。
ちゃんと履修しないと理解した事にならず、
また似たような事を繰り返すことになります。
最後までよく理解する事。
まずはそれが大切です。
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