利他の心で判断する

2022年7月17日 2022年7月16日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回は「利他の心で判断する」というお話です。

とある日に手続きの関係があり、銀行窓口宛に電話連絡する機会があったのですが、そこで氣がついたことがあります。

銀行窓口だから、きちんとした対応マニュアルがあって、こちらの要望することに対して適した対応をしてくれるだろうと期待をしておりました。

しかし、その想いは見事に粉砕されます。

電話に出られた担当者は、終始しどろもどろで、何が言いたいのかがさっぱり分からず、話は行違う感じになりました。

最終的には、私のほうが相手に分かりやすく、何をしてもらいたいのかを一から丁寧に結論から手順までを整理して説明をするという、よく分からない流れとなりました。

「普通は逆だよな・・・」と素直に思いましたが、そんなことを言ったところで伝わらない相手には伝わりません。

電話を切るまで、それは変わらず、なんとも残念な氣持ちになりました。

その担当者の印象ですが「きっとクレームを受けるのが多い人なのだろう」と思いました。

ここまでであれば、残念な氣持ちになっただけで終わってしまうものですが、私自身は、今回の件が、ある種のサインのように感じました。

何かというと「人のふり見て我がふり直せ」というものです。

もしかして、これは自分自身に対して、見直すことが必要かもしれない、と感じたのです。

それは、２つあります。

１．相手が求めているものを提供できているだろうか？
２．結論から断定的に話をしているか？

この２つについて自問自答をしました。
本当にできているのだろうかと。

１については、相手のことを理解するということです。

一見すると、当たり前のように聞こえるかもしれませんが、なかなか難しいものです。

裏を返せば、ビジネスがうまくいっている人は、これができているということです。

２は苦手な人が多いのではないでしょうか？

結論から話をする、そして、断定的に言えているかどうかです。

多くの人は「〇〇と思います」や「そうしたほうがいいと思います」と断定的に話せていないものです。

断定的に「○○です」や「そうしたほうがいいです」といった言い方が苦手な人は、自信がないあらわれです。

あなたはいかがでしょうか？

つまり、私がサインとして受け取ったのは、この2点を徹底的に見直せということです。

今回の件で、私が結論として導き出したのは、相手を理解するため、そして正しい判断をするためには「利他の心」を判断基準にするということです。

この「利他の心」とは、名経営者として知られる稲盛和夫さんが提唱しているものです。

一部を引用させていただきます。

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私たちの心には「自分だけがよければいい」と考える利己の心と、「自分を犠牲にしても他の人を助けよう」とする利他の心があります。利己の心で判断すると、自分のことしか考えていないので、誰の協力も得られません。自分中心ですから視野も狭くなり、間違った判断をしてしまいます。

一方、利他の心で判断すると「人によかれ」という心ですから、まわりの人みんなが協力してくれます。また視野も広くなるので、正しい判断ができるのです。

より良い仕事をしていくためには、自分だけのことを考えて判断するのではなく、まわりの人のことを考え、思いやりに満ちた「利他の心」に立って判断をすべきです。

「引用元」
稲盛和夫OFFICIAL SITE　

https://www.kyocera.co.jp/inamori/philosophy/words25.html

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「利他の心」を持って相手と接すれば、相手が求めているものを理解することができ、正しい判断ができるようになります。

そして、「利他の心」だからこそ、断定的に相手に伝えることができるようになります。

私は、この「利他の心」で判断していくことを心に誓いました。

今回、ここに導いてもらえるきっかけを与えてくださった銀行窓口の担当者に感謝です。
ありがとうございました。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。