即断即決と成功の関係性

2022年11月4日 2022年11月3日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「即断即決と成功の関係性」です。

あなたは成功者と聞いて、どのような人物を思い浮かべるでしょうか？

「うーん、イーロン・マスクかな？」
「やっぱり、ホリエモンかな？」
「私は神田昌典さんですね」

このように思う浮かべる相手は、人によって様々です。

では、成功されている人の共通点とは何でしょうか？

それは「即断即決」です。

実は成功者と呼ばれている人は、この「即断即決」をされています。

では、なぜ、「即断即決」するのでしょうか？

物事は慎重に考えたほうがよいという人も多いものです。

特に経営を左右するような重要事項は、即断即決するべきではないという考え方もあります。

確かにそのような考え方もありますが、それでも、成功者は、たとえ経営を左右するような重要なことであったとしても、即断即決をしているものなのです。

「ファーストチェス理論」という考え方があります。

「ファーストチェス理論」とは、チェスにおいて「5秒」で考えた打ち手と、「30分」で考えた打ち手では、86%の打ち手は同じであるということが実証され、そこから生み出された理論です。

つまり、結局、「5秒」考えても、「30分」考えても、同じ打ち手になるのだから、「5秒」以内に打ったほうがよいという考え方なのです。

ようするに「即断即決」ということです。

しかし、ここで考えなければならないことがあります。

誰も彼も「即断即決」してよいのかどうかです。

その答えは「NO」です。

「え？それって、なんだか矛盾していませんか？」

このような声が聞こえてきそうですが、それには理由があります。

それは、成功した経営者は、なぜ、成功できたのか？というところにヒントがあります。

なぜ成功できたのか？

それは、人よりも多くの挑戦をしてきたからです。

裏を返せば、それだけ多くの失敗をしてきたということでもあります。

つまり、多くのトライアンドエラーを繰り返してきているのです。

常日頃の情報収集や思考の蓄積と、それを裏付ける豊富な経験値があるからこそ「即断即決」ができるということなのです。

そのような思考や経験がない中で「即断即決」をしようものなら、どうなるでしょうか？

ほとんどの人は、失敗する憂き目にあいます。

しかも、経営に影響が出るくらいのダメージを受ける可能性が高いです。

的確に「即断即決」するには、常日頃の思考と経験の蓄積が必要なのです。

成功者が「即断即決」できるのは、日頃から膨大な情報を収集し、そして、思考を継続しているからこそです。

そして、もうひとつは、過去の経験の中からに似たような傾向の事象を瞬時に導き出し、そこから考えるからこそ「即断即決」できるのです。

ここを間違えて「即断即決」すると、待っているのは取り返しがつかない大失敗です。

決断は最終的には、直感が正しいと言われることもあります。

私自身も最終的には直感で決めています。

しかし、この直感というものも、本当に何もないところから湧き出てくるわけではありません。

常日頃の思考と、それまでの経験の中から、「直感」とは、生み出されているものなのです。

それこそが、「直感」の源泉です。

その「直感」の力を高めていくためにも、まずは、人よりも多くの挑戦をしていくことが重要です。

正しい「即断即決」は、一朝一夕で得らえるものではありません。

それは「直感」も同じです。

その力を高めていくためにも、常日頃から情報収集し、その上で考え抜くことを習慣にすることです。

そして、繰り返しになりますが、多くの挑戦を重ねていくことです。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。