新規事業をゼロから立ち上げて成功させる経営者の共通点

2022年10月14日 2022年10月13日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「新規事業をゼロから立ち上げて成功させる経営者の共通点」です。

新規事業の成功率をご存知でしょうか？

経済産業省の調査データによれば、新規事業を行った企業で成功していると回答したのは、約30％だそうです。

つまり、約70％の企業が、新規事業に失敗しているということになります。

この数字を見て「新規事業を成功させるのは難しい」と考えることもできますが、成功確率が30％もあるという見方もできます。

プロ野球の世界では、打率3割以上が一流のバッターの目安であると言われています。

つまり、ここでも30%という数字が出てくるのです。

この数字をどう考えるかは、あなた次第になります。

30％の成功確率があるのであれば、新規事業をやってみようと考えるのが経営者です。

しかし、だからといって、いきなり大博打的に大きくビジネスを始めることはありません。

成功されている経営者の多くは、最初は小さく始められています。

新規事業のリスクの高さを考え、はじめは専用のオフィスを用意せずに、現在のオフィスの片隅から小さく始められています。

もちろん、店舗ビジネスの場合は、そうはいかないこともあります。

しかし、そのような場合でも、営業時間外に店舗スペースの貸し出しをしている先を探したり、格安の物件を探したりして、固定費を抑えるように工夫をされています。

これは裏を返せば、すぐに撤退できるようにしているともいえます。

実のところ、優秀な経営者は、撤退ラインというものを考えているのです。

事業を撤退する判断は非常に難しいものです。

サンクコストのバイアスが働きやすいですし、感情的になって、正確な判断ができないところがあります。

しかし、だからこそ、優秀な経営者は投資額や期間を予め定めておいて、それまでに目標値に達していなければ撤退するということを徹底されています。

そして、その判断には「直感」というもの重要になってきます。

例えば、2020年にコロナ渦が日本国内にも迫ろうとしている直前で、それまで盛況だった店舗を突然畳んで、無店舗販売（通販）に切り替えた経営者が存在します。

また、店舗をそのまま継続しつつも、早めに宅配サービスを始めた飲食店の経営者もおられます。

このような経営者に共通しているのは、自分の直感を信じ、速やかに行動をされている点です。

これは、そのまた逆の話もあったりします。

「その時、自分の“直感”では、店を畳んだほうがいいと思っていたのだが、周りの社長仲間から“大丈夫”という言葉を信じてしまったのが間違いでした。自分の直感を信じるべきでした・・・」

このような話を聞く機会も多くありました。

結局のところ、最終的な判断は、経営者自身の「直感」が正しいということがいえます。

もし、あなたが何かの判断で迷っているのであれば「本当はどうしたいのか？」と自問自答して、自身の直感に従ってみることです。

新規事業をゼロから立ち上げ、成功させている経営者は、自分自身の直感を大事にされています。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。