経営者こそ現状認識が環境を創り出していることに氣がつくことである

2022年7月28日 2022年7月31日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「経営者こそ現状認識が環境を創り出していることに氣がつくことである」です。

ここであなたに質問があります。

いま、あなたは幸せでしょうか？

「うーん、よく分からないなぁ」
「幸せになるためにビジネスをしているんだよ」
「そもそも幸せってなんだっけ？」

そうですよね。
いきなり、そんな質問をされても、即答できない人は多いものです。

では、そんなあなたのために、この話をご紹介します。

何かというと「漁師とコンサルタントの会話」というお話です。

お話の細部については、様々なパターンがあるお話ですが、ぜひ、ご覧ください。

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南の島のある小さな村に、経営コンサルタントが訪れた。
漁師の船を見ると活きのいい魚が獲れている。
そのコンサルタントは、漁師にこう聞いてみました。

「いい魚ですね。漁はどのくらいの時間かかるのですか？」
「そうだな、数時間ってとこだな。」

「今日はもう漁は終わりなのですか？」
「もう今日は終わりだよ」

それを聞いてコンサルタントは、さらに質問をした。

「なんで、もうちょっと頑張って漁をしないのですか？」

漁師は聞き返した。

「どうして？」と。

「もっと漁をすれば、もっと魚が釣れるじゃないですか。それを売れば、もっと多くのお金が手に入って大きな船が買えるし、人を雇って、もっと大きな利益を上げることができる」

「それで？」と漁師は聞く。

コンサルタントは答える。

「冷凍倉庫をつくって、たくさん捕れた魚を冷凍するんだ。それを都市のレストランに直接納入することで大きな利益が生まれる。そうしたら、都市に引っ越すんだ。そこでオフィスをかまえて、企業として事業運営すればいい」

「その後はどうするんだ？」漁師はさらに聞いた。

コンサルタントは、満面の笑みでこう答えた。

「そこからが最高だ。企業を上場させて巨万の富を手に入れる」

「巨万の富か。それで、その後はどうするんだい？」と漁師は最後に質問した。

「決まっているさ。悠々とリタイヤするのさ。南国の海辺がある町に引っ越して、朝から綺麗な海をのんびりと眺めて、午後には子供とたくさん遊んで、夕暮れになったら好きなワインを傾けながら家族と会話を楽しむ。そんな、のんびりした幸せな生活を送れるのさ」

漁師は、ため息をつき、やれやれ、という顔でこう言った。

「・・・そんな生活なら、もう手に入れているよ」

「・・・」コンサルタントは黙ってしまった。

「巨万の富はいらない。なぜなら、俺は既に幸せな生活を手に入れているからだよ」

漁師は満面の笑顔でそう言った。

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多くの人は、現状に不満を抱えて、自分は不幸だと思っています。

「もっとお金があれば、いい生活ができるのに・・・」

そして、そんな不幸な状況を打破するために、事業を興して、一生懸命に働くのですが、そのような経営者が陥るのは「働けど働けど生活は楽にならず」です。

なぜ、そのような状況に陥ってしまうのでしょうか？

それは、現状を不幸だと認識しているからです。

自分が不幸だと思えば、不幸である現実が創られるのは事実です。

それが答えです。

だからこそ、まずは不幸な状況を創り出しているのは、自分自身であるということを認識することが重要です。

そして、現状の中において、幸せと感じられるものを探してみるのです。

もしかしたら、先ほどの漁師のように、既にあなたは幸せを手に入れているかもしれないのです。

そして、その幸せに氣がついたときから、変わり始めます。

「自分は、なんて不幸なんだと思っていたけど、そうじゃなかった」
「自分は幸せなんだな」

欠けているものにフォーカスすることで、それを補うものは出てくるかもしれません。

しかし、それでは、本質的に状況は変わらないものなのです。

なぜなら、フォーカスしている場所が「欠けている」ところだからです。

だからこそ、そうではなく、現状を幸せであると肯定することで重要になります。

現状を肯定することで、あなたにとっての幸せというものがはっきりとします。

はっきりとするというのは、フォーカスしやすくなるということです。

人間とは、フォーカスしていなければ、たちえ目の前にあったとしても、氣がつくことができない生き物なのです。

だからこそ、幸せというものを認識することが重要なのです。

あなたにとっての幸せというものがはっきりとすることで、目の前にある幸せに氣がつけるようになります。

幸せとは引き寄せられてくるものではなく、目の前にあるのです。

それに氣がつけるかどうか、それによって環境は変わります。

あなたのフォーカスするものによって、環境とは変わるものであるということに氣がつくことです。

経営者こそ、自分自身の現状認識が環境を創り出していることに氣がつくことです。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。