起業家向けファインマンテクニック４つの応用

2023年9月18日 2023年9月17日 Tomono

霊視経営コンサルタントの友野高広です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。

今回のテーマは「起業家向けファインマンテクニック４つの応用」です。

「いくつになってもわからないものが人生というものである。　わからない人生を、わかったようなつもりで歩むほど危険なことはない」
松下幸之助

あなたは毎日、起業家として勉強をしているでしょうか？

勉強をして結果が出せる人もいれば、結果が出せない人がいます。

同じ勉強なのに、何が違うのでしょうか？

その原因は、勉強して「分かったつもり」になっているからです。

「分かったつもり」とは、情報を表面的に受け取ったり、一度聞いたり読んだりしただけで、それを理解したと錯覚している状態です。

その為、勉強をした知識を使って、誰かに説明しようとすると、理解していないがために上手く説明ができないのです。

この状態が起こりやすいのは、特に分かりやすい説明を受けた時です。

理解をしていないのに「分かった」と思ってしまうのです。

人は「分かった」と思うと、もう、その勉強は自分には必要がないと考えてしまいます。

しかし、本当は「分かった」と思ってからが、真の勉強なのです。

では、どのような勉強をすればいいのでしょうか？

ここでご紹介したい勉強方法が「ファインマンテクニック」です。

ファインマンテクニックとは、著名な物理学者リチャード・ファインマンにちなんで名付けられた学習方法です。

このテクニックは、知識を深めるための簡単で効果的な手法として知られています。

基本的なプロセスは、以下の4ステップで構成されています。

【ファインマンテクニックの大まかな流れ】

１．学びたいトピックを選ぶ
何を学びたいのか明確にすることが最初のステップです。

２．トピックに関する情報を教科書や資料から学ぶ
一通りの情報や知識を取得し、学んでいきます。

３．自分自身に教えるように情報をまとめる
理解したことを簡単な言葉で自分自身に説明します。
ここで躓く部分や分からない部分があれば、それはまだ完全に理解していないサインです。

４．誰にでも分かるような言葉で説明をする
複雑な言葉や専門用語を使わずに自分の言葉として咀嚼して説明ができるようになれば、本当に理解していることになります。

これがファインマンテクニックの大まかな流れです。

しかしながら、起業家としての勉強は多岐にわたり、この流れの通りには、いかない場合もあります。

では、このテクニックを起業家向けの勉強方法として応用するには、どうしたらいいのでしょうか？

それが次の内容になります。

【起業家向けファインマンテクニック４つの応用】

１．ビジネスコンセプトの理解に応用
新しいビジネスアイデアやコンセプトを学んだ時、それを簡単な言葉で説明できるように咀嚼します。
これにより、顧客や投資家に対してもコンセプトを明確に伝えることができます。

２．技術や製品の深い理解に応用
技術的な側面や製品の特徴を学んだ時、それを非技術者にも理解できるような言葉で説明する練習をします。

３．市場調査に応用
市場のトレンドや競合についての情報を学んだ後、それをチームやパートナーに説明する際に活用します。

４．ビジネスプランの整理に応用
ビジネスプランや戦略を整理する際に、それを簡潔に説明するように学びます。

以上となりますが、ファインマンテクニックは、勉強した際の知識を深め、その知識を第三者に伝える能力を高める強力な手法です。

本来の勉強とは、丸暗記をすればいいというものではありません。

人に説明でき、ビジネスの現場で使えてこそ、本当の勉強です。

ようするに、何かを勉強する際に肝心なのは「分かったつもり」で終わらせずに、具体的に自分の言葉で「アウトプット」することが重要なのです。

起業家として、この「ファインマンテクニック」を勉強やビジネスに応用することで、より効果的にビジネスを推進し、事業発展に役立てることができるようになります。

ぜひ、ファイマンテクニックを試してみてください。

それでは本日のお話は以上です。
ありがとうございました。

【追伸】

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