【土地物件ブログ】「お稲荷様をお迎えしたなら放置するべからず」
【狐さんたちは誤解されている】
あなたはお家にお稲荷様をお迎えしていますか?
もしくは、ご家族や一族がお迎えしているでしょうか?
はたまた…、
間接的にご縁があるでしょうか?
それからもう1つ質問です。
お稲荷様の印象はどのようなものでしょうか?
私達もこの生業をしていると、お稲荷様の話しは本当に良く聞きます。
そしてほとんど皆さまこう言います。
「恐い」
稲荷社があるだけで、避けて通るという方もいるほどです。
私たちはその話しを聞くたびに…、
日本人のお稲荷様の印象は、どこから捻じれてしまったのか?と、
思ってしまいます。
その節には多々あり、仏教である荼枳尼天から来ている、
江戸時代に爆発的にブームから来た流れで。など。
色々です。
稲荷神社は全国に3万社~4万社あると言われています。
これは日本では断トツにトップの神社数で、次に続く八幡神社1~2万社です。
小さいものを含めると恐らくもっとあります。
「稲荷を祀れば家が3代でつぶれる」
なんて言葉もあります。
では、実際はどうなのか?と申しますと…、
基本的にお稲荷様は、本当に人間寄りの素晴らしい高級霊です。
ただ、確かに祟っている事例もいくつも見ました。
何故祟るのか?そこにはいつも、人間側に問題があります。
本当のお狐様の実態
稲荷神社へ行くと、神様がいらっしゃって、その周りに眷属がいるのですが、
稲荷神社というのは本当に眷属であるキツネさんが沢山いらっしゃいます。
本当に狐に見える事もあれば、
白い球だけぴょんぴょんしている事もあります。
中には狐の姿ですが、古い神様の場合もあります。
狐さん方の実態は、本当に無邪氣な子供のような感じです。
好意的で、ワイワイしていて、明るい。
お迎えすると、一番能動的にお迎えした人のために動いてくれます。
しかも、パワーも強い。私はよく祓ってもらったりします。
基本的に眷属様や神様に対し、人間は命令などできないので、お任せですが。
商売繁盛
五穀豊穣
といったご利益が稲荷神社にはありますが、これは間違いありません。
いつでも、どこでも一緒に行動してくれる、味方になってくれる。
人間のパートナー的存在です。
前に私と縁のある狐さんに
「どうしてご縁をつけて、一緒にいつもいてくれるのか?」と、
聞いてみたことがあるのですが、「大好きだから!」との事でした。
狐さん達が一緒にいてくれるのは例外なく、そういう事のようです。
余談ですが、お揚げが好きなのは本当です。食いつきが半端ないです。
さすが五穀豊穣を司っている存在。食べるの大好きです。
(まれに例外はいます)
しかし…
そうやってパートナーとして一緒にいたのに、
ある日蔑ろにしたらどうなるでしょうか?
例えば子供を蔑ろにしたらどうなるでしょうか?
「どうしてこっち見てくれないの?」
「前は一緒に楽しくしてたじゃない?」
「お家…ボロボロだよ…?お手入れしてくれないの…?」
迎えたら迎えっぱなしで、お札周りの手入れもしない。
挨拶もしない。放置して、存在しないものとして振舞う。
例えばお店だったら代替わりした後、
土地だったら昔からある社。
放置しているお社や神棚は無いでしょうか?
神様や眷属は元々自然霊。
消える事はありません。
けれど、時が経つにつれ人は変わっていく。
変わってもいいけれど、人と共に生きて来た狐さんたちは、
放置されると、本当に悲しく、ぞんざいに扱うと、怒ります。
大好きだから。
「大好きだったのに!」
「一緒に楽しく過ごしてたのに!」
「おいでって言ってくれたじゃん!」
例えば、そんな感じです。
私たちはそんな狐さんを霊視する度に、
本当に悲しくて、胸が苦しくなります。
全ての結果は「人」が起因となっている
「でも、やっぱり恐いじゃない!」
「条件があるなら迎えなければ良かった!」
そう思うのならば、例えばこれが人間だったらどうでしょう?
とくに子供に対して行ったら酷い話しです。
見えないからいいのでしょうか?
自分以外はどうなってもいい、使い捨てなのでしょうか?
それは人の傲慢さというものです。
そもそも、人としてどうなのでしょうか?
スピリチュアル以外でもそういった事はたくさんあります。
運の良い方々は自分に関わる、あらゆるものを大切にしています。
目に見えないものを始め、色々なものを大切にできない人は、
運なんてそもそもやってこないのです。
狐さん以外のご不興も買っているかもしれません。
人間含めて。
全ては人の行いです。
全ての起点は自分です。
私たちは生かされている。
自然に、
地球に、
宇宙に。
人に、
生き物に、
見えない存在に、
そして、
自分に。
どこでどう助けられているかなんて、分かりません。
今この瞬間にも誰かが、あなたも、そして私も。
誰かに助けられているかもしれないのです。
だから毎日、感謝をするのです。
ぞんざいに扱っていいものなど、この世にありません。
祟りがあるという話しは、
蔑ろにされた社は空になって、低級霊の巣窟になったり、
蔑ろにされた狐さんが、契約者を独り孤独に待っていたり、
氣づくまで様々な事象を起こしたり。
そんなところから来ています。
そもそも蔑ろにする行為が、祟りが無かったとしても、
良くない事を招いているのです。
管理ができないならば、お迎えするべきではありません。
事情があってお付き合いする事がもうできないなら、
感謝と共に近くの稲荷神社にお返しする事です。
そうすると、お狐さんたちは…、
「いままでありがとう!」と、またぴょんぴょんと走って帰っていきます。
昔は嬉しそうに、金色の稲穂の中をぴょんぴょん跳ね回って駆け回っていた彼ら。
今は、彼らが守っていた田んぼもどんどん少なくなってきています。
それでも狐さんたちは、事情があれば
「ちょっと残っていればいいよ」とか、
「あなたがしたいようにすればいいよ」と言ってくれます。
私たちは様々な山より高く、海より深い懐で許されて生きているのです。
悪い事が起こった!○○のせいだ!
と、表面上だけで考えるのではなく、
どうしてそんな事が起こるのかと、深く考えてみる。
そして、手に余るものがあるのならば、感謝と共に整理する。
そういったケジメが大切であり、人としてちゃんとする事が大切です。
…fin.
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