根拠も理由も無い恐怖を感じた時

2023年9月18日 2023年9月18日 Tomono

人生において、不思議と「ある衝動に駆られる」という時があります。

それは、人によって想いはそれぞれなのですが、

「何だか急に死を意識する…」
「恐怖がだんだん近づいてくる氣がする…」

といった、理由はないのに、いつもと変わらないのに、ハッキリと急に時が迫る氣がする…。という時です。

また、時ではなく、何かをしようとしたタイミングで謎の「これをしてしまってはいけないのではないだろうか？」という恐怖感を感じる事もあります。

実はこれは、人生のターニングポイントの一つなのです。

しかし、この“恐怖感”“時が迫る感覚”というものがどこから来ているのか？

それは、前世です。

天界での約束を魂が覚えているから、とも言えます。

例えば、前世、23歳で亡くなったとします。

すると、22歳頃から急に焦りが出てきたりします。

「あれ？23までに何かしてないといけないかな…」
「もう23になってしまう…」

いつもいつも、23という数字を氣にしてしまう。

そしてその内、恐怖と共に人生を考えだしたりします。

しかし、23歳を過ぎ去ってみると恐怖や不安が消え、「25歳という、20代の半分が見えてきたから焦っていたのかな？」なんて考えたりします。

前世で過去とはいえ、死の恐怖なので、凄く強烈に魂が覚えてしまっているのですね。

前世死んだ年齢を越えた時、それは一つの大台を通過出来た状態です。

前世より長生きした。一つの大きな恐怖と不安を乗り越えたという事。

そして、まだまだやるべき事があり、やり残したことがあるという事です。

実際に、その年齢を越える前と後では、様々なものが変わっているはずです。

天界で決めた、越えてからの人生の様々な設定が目白押しですし、その前世に関連した恐怖や不安からの思い癖やトラウマを一つ克服した事にもなります。

前世の記憶が強いと、その年齢まで毎日のように前世の死ぬ間際の夢を見る人もいます。

そして、その年齢が過ぎた後は一切見なくなったりもします。

また、何かをしようとして危機感を感じるのも、前世でその事をした結果、亡くなってしまったり、重大なミスをして社会的信用を失った経験がある事もあります。

今世に根拠が無い場合は、そういった魂のトラウマとして、行動を起こす前に急に酷い恐怖を感じたりもします。

年齢においては、ただ「その年齢を越えるまで生きた」というだけで素晴らしい事です。

何かをしようとして危機を感じる方は、ロジカル的に今しようとしている行動を吟味して、それが根拠のないただの前世のトラウマから来ているのか？ただ新しい事にチャレンジするにあたり、恐怖しているのか？などを判断しなければなりません。

年齢を過ぎたから、その魂のトラウマを乗り越えたから「何かが解放されて凄い力を得る！！」とかいったファンタジーな話は一切ないのですが、心はどこか平穏になり、生きやすくなります。

理由のない強い恐怖から一転、ある時を境にその思いが無くなったら、一つの課題をクリアしたという事なのです。