魂年齢が高い人と低い人との関係とは

2023年9月30日 2023年9月29日 Tomono

子供なのにハッとするような人生にとって大切な事を言う。

大人なのに子供じみた事ばかりする。

そうした、肉体と精神の乖離を感じた時、人は時にそれを「魂年齢」が高い、低いと言ったりします。

中国から来た儒教の「年上を敬うべき」というという上下の教えの中に居たとしたら、魂年齢から来る行動や言動を見逃し、年齢だけで判断し、損をするといったような事や、高い魂年齢の相手にミスリードをしてしまう。といった事が発生します。

年齢と魂年齢は一見難しいもので、年を重ねればいいわけではないのですが、年を重ねたからこそできる事、分かる事があるのもまた事実です。

そして例えば、自身の怠惰が原因で「尊敬に値しない」と、誰かがそう思うそんな人でも、「ここは真似できないな…」「こんな事をしてて偉いな…」「ここは流石と言わざるを得ない」というところがあったりします。

やはりそこは、魂年齢が低いと感じても、敬うべき点です。

では、自分より年下、あるいは、自身の部下、業界的に後輩といった方々はどうなのか？

誰かから見て年下の方々は、自身より年を重ねておらず、今世では未熟なとこなど山ほどあります。

すでにその未熟な時期を乗り越えて、悩んでいる事の答えを知っている人からしたら、その悩んでいる事、躓いている事が小さなことで、時には「そんな事で…」などと苛立ち、軽視したり、くだらないと思ったりする人もいるかもしれません。

しかし、思い出して頂きたいのは、子供の頃です。

何かを一生懸命やったり、悩んだりしている時に、大人に横やりを入れられた事はないでしょうか？

自分でやりたかったのにやられてしまったり、用意されてしまったり。

過程も真剣にワクワクしていたのに、急に醒めていく自分を感じます。

また逆に、子供に対して「何でそんなくだらないことで悩んでいるんだろう？」ですとか、「そんな事しないでも、こうして、こうすれば効率がいいのに、さっきから同じことばっかりして…！」と、やきもきしたりしなかったでしょうか？

私達は大人になっても、大人同士で同じことをしていたりするのです。

人によって、得意な事、伸びやすい分野、吸収速度の遅いもの、本当にバラバラです。

それを、「人間だから皆同じ速度、同じ価値観、同じ動きができる」と思ったら、それは乱暴な発想なのです。

で、やっと魂年齢の話なのですが…。

魂年齢が肉体の年齢と合わないというのは、正直普通です。

これで「うちの親は魂年齢が低いから苦労した！」というお話があれば、それは良い事です。

魂年齢が低い故のモラルの無さ、加虐性、幼稚さ、浅はかさによって、傷つき、苦しむ事は確かにあります。

親を始めとした、権力のある人間に対して子供は無力です。

しかし、そんな中でも立派に育った子供が沢山いるという事は、魂年齢が高かったからとも言えます。

反面教師にしたり、上手くやり過ごしながら内心は凄く冷静に分析していたり。

それはそもそも、魂年齢が高いからできることです。

このような環境で生まれたのは、前世らの宿題をクリアするために選んできたのも一つ理由としてあります。

この魂年齢というものは、前世にも大きく関わりがあります。

前世で沢山苦労して、沢山失敗して、沢山涙を流して…。

沢山、沢山人生の上で工夫して、乗り越えて、考えて、考えて、人生を良くしよう。

人を助けよう。

そう積み上げてきた魂は、魂年齢が高いです。

なので、例えば棒グラフで前世から積み上げてきたものを可視化できたとしたら、パラメーターの分野によっては3歳児であっても、80歳の老人を越える事もあるでしょう。

しかし、最初に年齢の話をしましたが、だから偉いというわけではありません。

80の老人が偉いというわけではありません。

お互いに様々な時代を生き抜いた同士なのです。

そして、足りない部分を勉強し合うように出会った同士なのです。

つまり、どちらも先生なのです。

人には、人それぞれ、沢山のドラマがあります。

人には、人それぞれ、前世での血と汗と涙の積み重ねがあります。

欠けているものに注視せず、尊敬しあう。それが人生を豊かにする一つの要因です。

魂年齢が高い方は、意味が合って、成すべき事があって高いので、思い切り力を発揮できる環境で勇氣を出して人生を進んでいってください。

一つ人間関係の注意点としましては、上記を踏まえた上で、好き嫌いでお付き合いをする人を選んだ方が良いです。

尊敬できるところがあろうが、凄腕だろうが、合わないものは合わないのです。

年齢や肩書に目を曇らせず、あなたの魂に、あなただけの幸せな人間関係のあり方を問うてみてください。