あなたが不運を選んでいる理由

2023年10月4日 2023年10月4日 Tomono

私達が自分たちの目から見える世界というのは、人の数ほど世界があります。

その理由は、同じ景色、同じ状況だったとしても説明や感想が異なってくるところに一つあり、視えない世界の観点からも複雑な世界線の交差により、この世界は成り立っていると感じているので、沢山世界があると感じています。

当然ながら、その目のフィルターが個々の人の人生を左右しているのですが、こんな簡単な事に大方の人は氣が付きません。

何故なら、生まれた時から当たり前にある世界に、自ら疑問を持つというのは、中々難しいからです。

例えばなのですが、実は私は、夕日が嫌いでした。

その当時の理由としましては、明るいのか暗いのかどっちかにして欲しい、というのと、今日が終わってしまう寂しさと、家に帰らねばならない恐怖というのがありました。

何となくであり、氣分であり、習慣でした。

しかし、友野は出会った当初から「夕日が大好きだ」と言います。

あの、金色に空が輝く時間が大好きだ。と。

私は出会った当時は運が悪い人間で、友野は良い人間でした。

何故夕日が好きなのか聞くと、「あの時の空は天界と同じなんだ」と言い、「金運も上がる」「綺麗だ」と言います。

前世記憶もあるかと思います。

私は、カルチャーショックを受けました。

今日が終わり、別れを告げる象徴のあの夕日を好きな人間がいるとは！

そして、あの夕日にそんな良い側面があったとは…。と。

同じものを見ながら、違う感想になった典型でした。

私はこの違いを分析しようと考えました。

私の夕日に対する思いを分析してみたところ、こんな結果となりました。

・産まれた時から憑いていたものが、天界を思わせる夕日を嫌っていた。
・今日が終わってしまう寂しさというのは、今世での幼少期の思い出と、前世から来ている「明日が来てしまう」不安と恐怖。
・家に帰らねばならない恐怖は、今世の機能不全家族の思い出と、前世の家が無い・保護する人間がいない頃の思い出。

といった結果でした。

今世のみならず、前世まで入ってきてしまうと、ちょっと複雑になりますよね。

人によって感じ方が違うのは、こういった部分も入ってくるからなのです。

その後私がした行動は、更なる実験でした。

友野の「好き」を試し続けるという事をしてみました。

何故かと言いますと、彼はやることなす事、トントンと上手く流れに乗ってやれており、思った通りの流れを呼び込んでいました。

勿論、そのように準備も作戦も立てて、そうなるように現実的にしておりましたが、流れ込んでくるものは「運」としか言いようがなく、自分もそんな運の持ち主になりたい。

この、夕日による一件がこのような違いを生んでいるのではないか？と考えるに至ったので、試すことにしました。

友野（運が良い人）が夕日が好きというならば、夕日を色々なシチュエーションで見に行ったり、柑橘の香りが好きと聞いたら、柑橘の香りを身近に置いて見たり、白い家具が好きだと聞けば、白い家具を買うようにしたり、映画が好きだと聞けば、映画を観るようにしたり…。

とにかく、良いと言ったもの、友野がいつもやっている事をやってみました。

正直、凄く違和感です。
不安定になる自分もいました。
しかし、それは自分が変化している証拠です。

試してみて肌にどうしても合わないものもありましたが、そうしていく内に見えてくるものがあり、自分の選択の変化や、世界を見る観点が変わっていくのを実感しました。

つまり、見える世界が変わっていったのです。
そして、運も上昇しました。

その後、過去の自分を分析した結果が分かりました。

私は今世・前世からの習慣や「普通」と思っていた観点より、貧乏や斜陽に向かう選択をし続けていました。

つまり、私達人間は人によっては、人生を決める物事を「貧乏癖」で決めているという事です。

心地よいと思ったもの、普通だと感じたものが「貧乏癖」から来ているとしたら、全てのチョイスが運が良い方ではないものを選び続けているという事になります。

勿体ないですよね。

しかしその心理状況というのは、幸せになろうとしていないと言えます。

幸せになるには面倒と思う事を処理していき、努力する必要があるからです。

運が良い人は概ね「何となく」で物事を選びません。選んだ理由がいつもあります。

その考え方の根源を考える必要があり、そこが肥やしになっていきます。

数パーセントは直感的に、あるいは視えていて霊感的に選んでいるけれど、それは今回除外とします。

前世からの思い癖、あるいは、今世との誤ったビジョンとの連結により、運を落としている可能性があると感じたら、その事を考慮し、運が良い人が使っているもの、選択している事を無理のない範囲で、積極的に取り入れてみると良いです。

最初は違和感はあるものの、それは後々、あなたの人生を変える習慣となり、大きな変化を与える事となります。