神事の仕事とは

2023年10月30日 2023年10月29日 Tomono

あなたは、天宇受賣命をご存じでしょうか？

アマノウズメノミコトという神様は、特に女性が氣になる神様かもしれませんね。

素戔嗚尊（スサノオノミコト）があまりに乱暴狼藉をするので、天照様が憤り、悲しみ、岩戸に引きこもってしまい、この世から太陽が無くなり、暗闇の世界になってしまった時。

天の安河の川原に集まって会議をした結果、思金神（オモイカネノカミ）という神様より、天宇受賣命（アマノウズメノミコト）が岩戸の前で踊るという提案が出てきました。（他にも祝詞を奏上するなどの様々な儀式もありました。）

「こんな暗闇の世界なのに、何だか外は笑い声も聞こえて楽しそう…」

そう思った天照様は、何が起きているのか岩を少し開けて様子を伺いました。

その際、天宇受賣命が「あなた様よりも尊き神が産まれたので喜んでいるのです」と言って、天児屋命（アメノコヤネノミコト）と布刀玉命（フトダマノミコト）が天照様に鏡を見せます。（彼らは祝詞を奏上した人物と、占いをした方で、特に布刀玉命はその後祭祀（神事）や占いを司る神として知られています）

あなた様より尊き神が～と言いましたが、要はやっぱり天照様だったんですね。

「あなたですよ。ふふふ」と、やったのです。
そしてまた、太陽が戻ってきたのです。

彼らがした事は、まだ状況は変わっていない。

又は、悪くなっている時に、先に祝い事をして大いに楽しんでいます。

その後、状況が好転しました。

これは、自分でも自分に対してできる好転法ですが、この神話のように他人にもできます。

そして、それを仕事でしている人々がいます。

業種は関係ありません。

その方に関わると、人々は魂の輝きを取り戻していきます。

顔が明るくなり、口調も軽やかになり、目に光が戻ってきます。

その光景はまるで、神様の代理として導いているかのようです。

天宇受賣命（アマノウズメノミコト）様の旦那様は、猿田毘古大神（サルタヒコノオオカミ）です。

猿田彦様も道開きの神様。
夫婦そろって道開きです。

なので男性の場合は、猿田彦様を想像した方が分かりやすいかもしれません。

猿田彦様は天孫降臨の折、天孫である瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）を高千穂まで導いたと言われる神様です。

お二柱とも、太陽の敬称を持つほど、力強い輝きと力を持つ神様です。

太陽は朝を告げ、温かい光によりこの世を照らします。

天宇受賣命（アマノウズメノミコト）様は、自身の踊りの事は考えず、天照様が出て来てくれる事に集中していました。そして顔を出しかけた時、天児屋命（アメノコヤネノミコト）と布刀玉命（フトダマノミコト）様と一緒に、「尊い太陽はあなたですよ」と天照様にご自身の輝きと、尊さを認識させています。

相手の本当の輝きを見つめ、引き出す力。

相手の埃のような暗い陰を祓い、本来の輝きを戻す力。

自身の持てる力をいかんなく発揮して、第三者を良くする力。

それは、自利利他の精神と、その方の魂からにじみ出る、温かい心からの愛の光が齎すものです。

業種を問わず、これができる方がいらっしゃいます。

愛と言葉にして出すと少し軽く聞こえてしまいますが、この力は偉大です。

このような方は、自分が何と言われようと、思われようと、相手の事を100％想って思考し、行動します。

上記のような仕事をしている人は、霊視で視ても本当に人の良くないものを祓っており、魂を正しい方向へ導いています。

そして、導かれた人は、その後の人生が好転します。

あなたは、道開きの仕事をしているでしょうか？

自分がどう思われているか？や、自分の損得よりも、自身の今できる全てを使って、相手の人生を良くする事に注力する。

その仕事は間違いなく、神事なのです。