桜賀和愛美
​【悪魔学】地獄はこの世にある

​ ​ ​地獄はこの世にある。 ​ ​ ​どこかに地獄と言う世界があり、 ​地獄の番人が罪人を罰し続けるような地獄というのは無い。 ​ ​人の魂は滅多に行けないが、全てを無に帰す空間はある。 ​闇の中の闇、星一つ無いその […]

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桜賀和愛美
#21【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​​■前回のあらすじ■ ​ ​冬の地維摩(ゆいま)のうつ田姫の屋敷に、維摩の王颪王(おろしおう)と、秋の七草の一部、蒲公英はいた。 ​ ​天変地異が激しくなってから数か月、四季を司る姫達はなるべく外に出ないように努めてお […]

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桜賀和愛美
​#20【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​■前回のあらすじ■ ​ ​「五天布(ごてんふ)の魂の呪縛を解放する」 ​ ​蓮華は白天社から少し離れた竹林の奥深く、自らの師匠である十重布(じじゅうふ)の臥待(ふしまち)に告げる。 ​ ​母子山(ぼしざん)の白天社(は […]

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桜賀和愛美
​#19【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

■前回のあらすじ■ ​ ​蒲公英(ほくよう)が冬の地、維摩(ゆいま)の夜鏡城(やけいじょう)で颪王の庇護下にある時。蒲公英が寝起きしていた母子山(ぼしざん)白天社(はくてんしゃ)でも暗雲が立ち込めていた。 ​ ​白天社で […]

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桜賀和愛美
​【悪魔学】悪魔も使う「愛」の罠

​古来から悪魔は聖書を引用すると言われている。 ​それは、この世に光が出来た時、同時に闇ができたが故に、 ​光と思われるものにも影がある。なので悪魔も聖書が仕える。 ​そしてそれは、宇宙の法則に則っている。 ​ ​天界に […]

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桜賀和愛美
​【悪魔学】悪魔の用意した壺「虚栄の心」

​悪魔が憐れに思い、可愛がる者。 ​虚栄の心を持つ者。 ​ ​ ​自らを省みない、 ​自らの現状を直視できない、 ​自らの実力を計る事を恐れるが、 ​ ​ ​他者からの評価を求め、 ​他者からの賛同を求め、 ​他者からの […]

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桜賀和愛美
​#17【巍峡国史伝】天の章 伏せる月、ふるえる睡蓮

​■前回のあらすじ■ ​ ​冬の維摩の地、夜鏡城(やけいじょう)地下での会議を切り上げた蒲公英(ほくよう)は自室で休んだ後、冬の地久々の晴れ間の出る朝を迎えた。 ​ ​初めて母子山(ぼしざん)にある白天社(はくてんしゃ) […]

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