死を見続けた魂は【前世の歴史に学ぶ旅】

霊視×経営コンサルティングの桜賀和愛美です。
いつもご覧くださいまして、本当にありがとうございます。​

今回のテーマは
死を見続けた魂は」です。​​ 

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あなたは人が亡くなる場面に立ち会った事がありますか?
人が老いて枯れていくところを見続けたことはありますか?
職業柄そういった方もおられるかと思います。

そして前世。前世も死を見続けていたら…。
人は一体どうなってしまうのでしょうか?

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メメントモリ

死を想え

人にある「絶対」は死ぬことだけ。

もし、3日後に死ぬとしたら、あなたは今日から何をしますか?

死を想うことは、今の生を見つめ直す事です。

本来メメントモリというのは、古代の戦時下で、「明日はどうなるかわからない。今を楽しめ」という意味だったとか。

現代で死を意識する瞬間とは、どんな時でしょうか?

 

死に関連する職業の方、幼少期から両親が病氣がちで入退院を繰り返している…などの家庭環境の方、祖父母、曾祖父と同居していて病氣や老衰している様子を見ていた方、仲の良い友達の九死に一生を見たり、大切な人を失ってしまったり…。

 

慢性的に、例えば職業柄死を見続ける。そんな方は…ある意味心が麻痺してきます。麻痺、という言い方はもしかしたら本当の意味では違うかもしれませんね。

自分の心身を守るために、「この環境が普通なのだ」と脳的にも精神的にも慣れるようにしてしまう。

そんな状態だと思います。

 

職業なら、それも仕方ありません。そうでなければお仕事になりませんから。

しかし、1つ困った事も出てきます。

 

死を想う行為というのは、活力ある生を見直す行為。

 

では、死が慣れてしまっていたらどうでしょうか?

その反対「生」が希薄になっていきます。

 

「死に慣れる人なんていないでしょう」

 

そう思う方もおられるかもしれませんが、例えば看護師さんはどうでしょうか?私は一時期看護師を目指して勉強しており、病院見学をした際に看護師さんに言われた一言で、看護師をやめると決断しました。それは、

 

「病院では1日1人は亡くなります」

 

私は悲しむ遺族を見ていられないだろうと思い、やめました。病院では1日最低1人は亡くなる。

しかし、毎日急患や、急変の患者様がおり、感傷に浸っている暇はありません…。

 

ある日来られたお客様が起業をしようと思っており、仕事の相談として鑑定を受けてくださいました。

しかし、どこか活力が希薄なように見えます。その方に華が無いわけではなく、朗らかに笑う方です。

 

前世をみて、その結果をお伝えしました。

 

「あなたは、死をみつめていますね。人はどう生きても、いつかは骨と皮になる。そういった一種諦めのようなものを感じていませんか?」

 

その方はゆっくりと、首を縦に振りました。

 

その方は、死にフォーカスをしていたのです。それも、前世からずっと、でした。

 

 

古代エジプトのような装いの方々が、宮殿に沢山おります。
王家のようです。

 

きらびやかな装飾品

華のある人々

 

まるで絵画からでてきたような美しい光景です。

 

しかし、正室から側室までの女性が集まるエリアの後宮の棟では、

なかなかのドラマが毎日繰り広げられていました。

 

そこの侍女の上の方におられた方。

それが、ご相談者様の前世の1つでした。

 

美にしのぎを削り、教養を毎日練習し、いざ王に呼ばれれば、まるで戦場へ行くかのような面持ちの女性たち。

楽しそうな時というのはほんのひとときだけで、後は泣くか怒るかの彼女たちを、毎日、何百人も見てきました。

 

王家に嫁ぐために生まれ、教養を受け、美を磨き、王家に入ってはこの狭い世界の中で、子をなすためだけに他の女性たちと競争し、心身ともに削って行く毎日。そして…。

 

あれだけ美しかった姫たちは、老いや病には抗えず、たくさん持っている装飾品の1つも着けずに、骨と皮になって亡くなっていく…。

 

苛烈な彼女たちの、この人生とは…一体なんだったのだろうか?

 

毎日考える日々でした。

 

人はどんなに美しかろうが、財を持っていようが、一芸に長けていようが、いつか骨と皮になる。

 

その想いが身に染み付き、暗い影を落としている。

前世のその方はどこか暗い影を背負っていました。

 

 

ご相談者様は、今世でも似たような思いに駆られることがあるようでした。

 

しかし当時、ご相談者様の前世は、その方たちを幸せにしようと実は動いていました。

それは、この後宮での上手くいく処世術などのアドバイスでした。

 

人を良く観察できる方だったので、

 

「今はタイミング的にこうした方が良い」

「序列はこうだけど、親戚の関係がこうだからこの会ではこう振舞ったほうが良い」

 

長年の勘と、この王宮の暗黙の常識を教えてあげていたのと同時に、心のケアをしてあげていました。

今世、その方はそういった方面の仕事を考えていたので、まったく見当違いではなく、凄く合っている職業だったのです。

 

しかし、心のモヤは「死」です。

死を知りすぎてしまったからこそ、生が希薄になってしまっているのです。

 

しかしだからこそ、「メメントモリ」です。

 

死は平等に「絶対」訪れる。

けれど、いつ訪れるかは神のみぞ知るです。

 

 

守護霊は言います。

 

「病氣の心配をなぜする?心配をすればそれが現実となるぞ」

 

 

まだ分からない未来に対して、今から恐怖しても仕方のないことです。

集中すべきは「今」です。

 

今も、過去から見れば未来であり、刻々と今から過去が生まれ、未来に進んでいます。

 

 

人の人生は、人の人生です。

亡くなった人は、その死を通じて「思いきり生きろ」と伝えています。

 

 

今のあなたを楽しみ、夢中になって生きる事。

むしろそれが、恐れる暗い死から遠ざけてくれます。

 

今のあなたを楽しまなければ、あなた自身が可哀そうですし、誰かがそれを見て悲しんでいます。

 

未来に会うはずの、あなたと出会う事で運命が変わる人は、出会う時期がずれたり、結局出会えなかったりしたら…。大きな損失になります。

 

フォーカスを変えましょう。

あなたはもう十分、死を知っています。

日の当たる場所に出て、今の光に目を向けてみてください。

 

実はその前世の彼女たちは、可哀そうな人じゃなかった。一生懸命、夢中に生きていた。

知らない所で沢山楽しい思い出を作って、人生を謳歌していた。

全員ではありませんが、感謝しながら亡くなる方も少なくなかったはずです。

 

 

感謝です。

感謝が、闇にもたらす一筋の光となります。

 

 

心が動かなくなり、死や虚無が心に暗雲をもたらしたら。

恵まれた環境、良かったこと、嬉しかったこと、感謝した事。それを数えてみてください。

 

 

フォーカスを変えましょう。

今を楽しみましょう。

仕事に夢中になってみましょう。

そして、それを自分に許しましょう。

 

 

遊園地で遊び倒して、最後の花火まで観て、

 

「あーーー!楽しかった‼じゃあ、帰ろうか!」

 

それが、生死です。

 

楽しそうな人たちを見てるだけのベンチから立ち上がり、

あなたも、楽しんでください。

 

 

それでは本日のお話は以上です。​
ありがとうございました。​

 

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